「アイツを倒すために…必死で特訓したんです!」
『Add…!』 「バッタ!」
『Dominate up!』
『バッタ!ゲノミクス!』
『Add…!』 「コンドル!」
『Dominate up!』
『コンドル!ゲノミクス!』
「ぐッ…なんとか…耐えてくれっ……!!」
アルティメットリバイ「やめちゃ駄目だ、オレが繋ぐから…思いを果たせぇ!!」
「一輝さん…ありがとうございます!うおぉぉぉぉぉぉッ!!!!!」
『Add…!』 「スコーピオン!」
『Dominate up!』
『スコーピオン!ゲノミクス!』
『Add…!』 「アノマロカリス!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉーッ!!!!!」
『Dominate up!』
『アノマロカリス!ゲノミクス!』
「一輝さん、お待たせしました!」
「赤石!!僕が…息の根を止めてやる!!!」
概要
仮面ライダーデモンズ/仮面ライダーオーバーデモンズが4つのゲノミクスチェンジを連続で行った形態。
基本形態となるゲノムに4種類のゲノムを加え、同時に5つの能力を多重化した姿となる。
第43話にて牛島光/仮面ライダーオーバーデモンズが特訓の成果として発動。この時はオルテカのデモンズが披露した「クワッドゲノミクス」を超えたバッタ、コンドル、スコーピオン、アノマロカリスバイスタンプの4重ゲノミクスとなっている。
そもそもオーバーデモンズはドライバーにベイルが入っていない都合上ゲノミクスチェンジの連続稼働時間が通常のデモンズの3分の1に抑えられている事に加えてオルテカや五十嵐家と違い変身者本人がギフの遺伝子を持たない常人であったりと非常に制約が多い中、光は対赤石の為の猛特訓の末に短時間ながらこれらの制約を克服した。
ただし、デモンズドライバーにバイスタンプでの押印を重ねるにつれてキャパシティーオーバーとなった安全装置が段階的に解除される様になっている。
その為、最大出力を発揮する代償として変身者への負荷が激増するリスクが伴っている事もあってか、完成するまでに非常に時間が掛かるリスクもある。
結果、その反動で光自身も多大なダメージを負い、戦線を離脱する事となった。
そのこともあってか、『リバイス』TV本編及び関連作品すべてにおいて、フルゲノミクスを使用したのは光のオーバーデモンズのみであり、登場も第43話の1回のみとなっている。
後にデモンズの強化形態及びオーバーデモンズの派生ライダーがそれぞれ登場したが、これらの姿でフルゲノミクスが行えるかどうかは不明。
一応インペリアルデモンズの方は技術向上も相まってか、少なくとも2重ゲノミクス程度なら難なく実行可能である。
外見&能力
身長 | 214.8cm |
---|---|
体重 | 127.6kg |
パンチ力 | 29.8t |
キック力 | 78.6t |
ジャンプ力 | 96.4m(ひと跳び) |
走力 | 2.7秒(100m) |
両腕に「デモンブラディオール」、背中に「デモンランブルジョーカー」、腰部に「デモンライドルスティンガ」を装備し、下半身全体が「デモンボトムハイアー」へと変化した異形の姿となる。
この際、右肩の「Oウインガルシェード」(クワガタムシの羽のようなマント)は邪魔となるため収納されている。「Oウインガルシェード」が収納されるとオーバーデモンズが本来持っている飛行能力が失われてしまうが、それをカバーするためにコンドルゲノミクスを発動しているものと思われる。
スペックの上昇幅はオルテカが行ったゲノミクスをはるかに超えており、キック力はボルケーノレックスゲノムをも上回っている。
ゲノミクスなしのクワガタゲノム時はライブのジャッカルゲノムと同程度だったことから考えると、上昇幅が凄まじいことがわかる。
必殺技
- デモンズレクイエム
『More!』
『バッタ! コンドル! スコーピオン! アノマロカリス!
デモンズレクイエム!!』
「お前のせいで犠牲になった人々の悲しみと!
父さんの命を奪った、お前への怒りだっ!!」
「食らえーーっ!!」
デモンボトムハイアーによる連続キック、デモンライドルスティンガの刺突、デモンブラディオールによるパンチや斬撃、デモンランブルジョーカーから放たれる羽手裏剣といった各種武装を用いた怒濤の連続攻撃を叩き込み、トドメに強烈なライダーキックを放つ。
ギガデモスへと変貌した赤石を一方的に攻め立てるほどの凄まじい戦闘能力を発揮し、撃破とはならなかったものの満身創痍となるほどの大ダメージを負わせることに成功した。
余談
- ヒーローサイドにもかかわらずここまでの異形となっており、彼の信念を貫く為の力故の姿だと、それなりに評価は高い。
- しかし、その特訓の内容が何故かキックボクシングだった為、「キックボクシングを極めればフルゲノミクスが使い熟せる様になるのか?」と突っ込まれたりする。まあキックボクシングと同時に負荷に耐えるための練習変身を行っている様も差入れられており、その他にも様々な特訓を行っていた可能性は捨てきれないが。要するに尺の都合には勝てなかった様である。
- また、変身までに時間が掛かる上に前線から離れなければいけない程の身体への負担等、ドラマ的には意味があったかもしれないが、実用性的には「割に合わないのでは?」と疑問を呈される事も。
- オルテカが変身したデモンズがバッタ、スコーピオン、アノマロカリスの3つのバイスタンプで連続ゲノミクスを行った形態もテレビ朝日公式サイト、及び仮面ライダーWEBの「ジョージ・狩崎のゲノムラボラトリー Vo.32」の双方にて「フルゲノミクス」と呼称されている。
- ただし、「ゲノムラボラトリー」においてはVol.27にて「クワッドゲノミクス」との名称が見られ、テレビ朝日公式サイト内のフルゲノミクスのページにも「5つの能力を重ねたフルゲノミクス」との記述がある為、恐らくこのデモンズがフルゲノミクスであるというのは記述ミスであると思われる。
- しかしながら、今度は「仮面ライダー図鑑」で「フルゲノミクス」表記がなされており、未だに曖昧になっている。
関連タグ
仮面ライダーリバイス 仮面ライダーオーバーデモンズ ゲノミクスチェンジ
てんこ盛りフォーム:ニュアンスは異なるが言ってしまえばてんこ盛りである。
バース・デイ:全身フル装備のてんこ盛りフォーム繋がり。