仮面ライダーデモンズトルーパー
かめんらいだーでもんずとるーぱー
狩崎「Don't Worry!それはデモンズ軍団に任せてくれ」
さくら「デモンズ軍団?」
「スパイダートルーパー!」
「クワガタトルーパー!」
『Deal』
「「変身!!」」
『Decide up!』
『Rise.(昇る)』
『Rage.(怒り) 』
『Requiem.(悲しみ)』
『仮面ライダー!』
狩崎「自身の悪魔を制御して戦力化する、量産型デモンズドライバーを配備した。ヒロミが張り切って指揮を執っているよ」
変身者
・ウィークエンド構成員
『仮面ライダーリバイス』第41話に登場する、ジョージ・狩崎によって改良された量産型デモンズドライバーで変身する、量産型の仮面ライダーデモンズ。
仮面ライダーデモンズトルーパーα
ウィークエンド構成員が量産型デモンズドライバーとトルーパースパイダーバイスタンプを用いて変身した姿。
仮面ライダーデモンズに似た頭部「α(アルファ)ゲノヘッド」が特徴。拠点防衛に秀でている。
仮面ライダーデモンズトルーパーβ
ウィークエンド構成員が量産型デモンズドライバーとトルーパークワガタバイスタンプを用いて変身した姿。
仮面ライダーオーバーデモンズに似た頭部「β(ベータ)ゲノヘッド」が特徴。近接戦闘を得意とする。
α・β双方に共通して、作業服然とした無地のアンダースーツの上にデモンズやオーバーデモンズから最低限の装甲を残してオミットした様なプロテクターを纏い、頭部にはメカニカルなラインが走った複眼部分を備えたシンプルな造形となっている。
仮面ライダーデモンズトルーパーα
身長 | 191.9cm(標準体型) |
---|---|
体重 | 89.6kg(標準体型) |
パンチ力 | 7.1t |
キック力 | 13.1t |
ジャンプ力 | 14.4m(ひと跳び) |
走力 | 5.1秒(100m) |
仮面ライダーデモンズトルーパーβ
身長 | 190.0cm(標準体型) |
---|---|
体重 | 88.9kg(標準体型) |
パンチ力 | 6.0t |
キック力 | 15.4t |
ジャンプ力 | 16.8m(ひと跳び) |
走力 | 5.5秒(100m) |
オーバーデモンズから更に量産体制のためにスタンプの性能をある程度抑えている都合上、スペック自体は元のデモンズ・スパイダーゲノムよりも数値が低下している。
無論、ただデモンズをデチューンしている訳ではなく、各種武装の操作を簡略化する武器管制補助エンジン「I.M.P.R.O.V.E(インプローブ)」を搭載することで、通常兵器のみならずリバイスシステムのオーインバスター50やオストデルハンマー50、リバイスラッシャーの運用も可能とし汎用性を向上させている(後にこの技術は『仮面ライダーアウトサイダーズ』にてゼインの能力として発展していくこととなる)。
頭部の特徴的なモノアイは視覚センサーの一種であり、「I.M.P.R.O.V.E」と連携し手にした武装の照準として機能する事で正確無比な命中精度を発揮する。劇中ではオーインバスターを用いて銃撃戦を展開、集団で連携して遠距離攻撃を仕掛けギフテリアン(TRUE)を圧倒していた。
また、αには頭部の左右にほぼ360度の視界を確保できる補助センサーが、βには非常に優秀な暗視装置が搭載されている。
他にも各種仕様や機能がαとβで異なっており、αは周囲50kmを索敵可能な高精細レーダーを備え、原型となったデモンズと同様のエネルギーネット「トルーパーストリング」を全身各部から展開可能なのに対し、βはエネルギーを高密度に展開することで突進力を引き上げ全身の装甲を強化し、近接格闘戦での耐久力を向上させる能力を持つ。
元々前線での経験豊富なヒロミの指揮も相まってギフジュニアやギフテリアン程度ならば充分戦える優秀な性能を発揮しており、市民用シェルター防衛に少なからず貢献した。なお、劇中では少なくともウィークエンド指揮下で10個以上のシェルターが存在することが明らかとなっているため、戦力の補強という意味では以前のリバイスやジャンヌ頼りな戦況からある程度改善したと言える。
事実、量産型ライダーの中では珍しく、終始主人公たちの味方であり続けた仮面ライダーであり、かつ、やられ役となるシーンも多いものの、量産型ライダーの中では優秀な能力や活躍・戦果を見せている。
- デモンズフィニッシュ
『Charge』
『デモンズフィニッシュ!』
デモンズドライバーにバイスタンプを押印して発動。
第41話ではデモンズトルーパーαが発動。赤い光を纏う蜘蛛の糸で拘束した複数体のギフテリアン(TRUE)に、二連続パンチと回し蹴りを叩き込み、下記のベータスタンピングストライクに繋げた。
第43話では、デモンズトルーパーαとデモンズトルーパーβが同時に発動。αは前述の糸を、βはオーバーデモンズが持つような翅を延ばし二人がかりでホーリーライブを拘束したが、力づくで振りほどかれてしまった。
- ベータスタンピングストライク
「スタンプバイ!」
「必殺承認!」
「Here We Go!Here We Go!」
「ベータ!スタンピングストライク!」
オーインバスター50のスタンプ台「オーインジェクター」にバイスタンプを押印・バスター日装填して放つ、ガンモードでの必殺技。
第41話でデモンズトルーパーβが使用。上述のデモンズトルーパーαのデモンズフィニッシュで吹き飛んだギフテリアン(TRUE)に、巨大なクワガタムシの大顎型のエネルギー弾を発射し撃破した。
変身ベルト。
量産型専用に開発された無反動人体強化エンジン「O.V.E.R.(オーバー)」の派生、発展型であろう「α・O.V.E.R.(アルファ・オーバー)」や「β・O.V.E.R.(ベータ・オーバー)」を組み込むことで使用者に潜む悪魔の力のみを抽出し、汎用性の高い実装を可能となるようにされた。
外見上、試作型のデモンズドライバーとの差異は無い。通常のスパイダーバイスタンプやクワガタバイスタンプに対応しているかは不明。
変身、必殺技に使用。
武器として使用。リバイスが使用しているものを量産化している。
作中ではαがリバイスラッシャー、βがオーインバスター50の各モードを使用している。
トルーパークワガタバイスタンプ
「スパイダートルーパー!」 「クワガタトルーパー!」
変身に用いられるバイスタンプ。それぞれα用の「蜘蛛」とβ用の「クワガタムシ」の遺伝子情報が込められている。
紛らわしいがスタンプ名は「トルーパー〇〇バイスタンプ」で起動音声は「〇〇トルーパー」である。
カラーはスタンプ本体がサンドベージュ、マスク部分がワインレッド、生物の意匠の部分がスパイダートルーパーがメタリックブラック(ガンメタル)、クワガタトルーパーがメタリックオレンジとなっている。
また、従来のバイスタンプと異なる点として情報量を抑えて簡素化することで汎用性が高められているという特徴を持つ。起動音も異なる。
リバイスドライバーでの変身音声はスパイダートルーパーは「統率!絡み取る!パーフェクトハーモニー!スパイダートルーパー!」、クワガタトルーパーは「統率!挟み取る!パーフェクトハーモニー!クワガタトルーパー!」。
なお待機音は拍こそ同じだが「Come on!」がかからず、それぞれ「ア・ア・アルファ!」「ベベ・べ・べ・ベータ!」の独自の待機音になっている。これまでのリバイス以外のライダーシステム用のバイスタンプと同じくリバイスドライバーとの連動音声はTV本編で使われる事は無いが、Youtubeのバンダイマニアにてショート動画で聴く事ができる。
玩具
プレミアムバンダイより「仮面ライダーリバイス DXバイスタンプセレクション デモンズトルーパーセット」として発売。
デモンズドライバーと連動した際に投影されるアニメーションはバリッドレックスバイスタンプやホーリーウイングバイスタンプ等の強化形態用のバイスタンプと同じ汎用の虹色の円となっている。
バリッドレックスの挙動からするにIDはボルケーノバイスタンプの流用のようだ。
- 第41話にて変身シーンも少しではあるが描写されたが、その変身者の演者は仮面ライダーシリーズのスーツアクターでお馴染み永徳氏と渡辺淳氏である。
- バイスからも「強そう」と評価されているが、メタ的に見ればほとんど間違っていない。なお、永徳氏はバイスのスーツアクターでもある為、(今に始まった話ではないかもしれないが)自分で自分のことを強そうと言っていることになる。
- 量産型ライダーにしてはぶっちぎりに善戦している上、さらに必殺技も使用可能で、いつも雑魚扱いされる量産型ライダーとは違って即戦力になれるため、視聴者に好印象が残されている。
- 身体の装甲部分はゼクトルーパー、左肩の装甲は仮面ライダー風魔の改造。頭部は当初デモンズやオーバーデモンズのものをそのまま使用する予定だったが、前者達のデザインを気に入っていたデザイナーからの熱い要望で、モノアイ模様のシートが貼られたものに変更された(当人曰く「かっこ悪い」デザインにしたとのこと)。
- それを示すかのように、上記の通り玩具版トルーパーバイスタンプをリバイスドライバーに装填するとゼクトルーパーを思わせる音声が鳴る(「パーフェクトハーモニー」はゼクトルーパーのモットー)。
- デザイン段階でのベーススーツはゼクトルーパーと共通だったが、現場判断で市販品のアーミーグリーンの隊員服に差し替えられた。そのため、仮面ライダーであるにもかかわらず左腕部にタバコ用のファスナーがある(仮面ライダーの俳優は煙草を吸うのがNGだったりする)。
- 変身音は狩崎の説明で聞き取りづらいが、玩具版にてスパイダーとクワガタ以外のバイスタンプを使用して変身遊びをした際の汎用変身音である。ファンからは量産型のような変身音と度々言われていたが、本当に量産型が誕生した(逆に、ファンの反応から本編に逆輸入された可能性もある)。
- そのためバイスタンプを気にしなければ、持っているバイスタンプが多いほど自由に自分だけのデモンズトルーパーを妄想してなりきり遊びができる。
- 量産型ライダーではあるがスーツが二着しかないようで二人以上映るシーンは合成が使われている。
- 「トルーパー」の名を冠する戦力はライオトルーパー、ゼクトルーパー、黒影トルーパーに続き4番目の登場となる。一方で、従来のトルーパー達が公式の仮面ライダー図鑑で「仮面ライダーじゃない」カテゴリ(ゼクトルーパー以外は擬似ライダーとも言える)として扱われているのに対し、デモンズトルーパーはライダーシリーズの中で初めて仮面ライダーとして扱われるトルーパーとなった。
- とは言えテレビ朝日の公式サイトでは線で区切られており、他の仮面ライダーと区別された扱いになっている。
- ちなみに、「トルーパー(trooper)」は本来「騎兵」を意味する単語である為、「仮面ライダーデモンズトルーパー」と表記すると「ライダー」と「トルーパー」の二つの単語の意味が微妙に被っているという奇妙な名称になっているとも言える。
- 第41話にて、瓦礫と見せかけてギフデモスにやられたであろう大量のデモンズトルーパーが転がっており、視聴者を軽く戦慄させた。
- というか近年の仮面ライダーにある一定のダメージを受けての自動変身解除機能が搭載できなかった、またはされていないのか(大人の事情の可能性もある)後に仮面ライダージュウガにやられた際も変身状態で転がっており、場合によってはシリアスな場面にもかかわらずシュールな絵面が発生することも。
- 『ジョージ・狩崎のライダーシステム』では『リバイス』本編に登場するライダーで唯一数えられていない。
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