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重言

じゅうげん

『重言』とは、「馬から落馬する」のように、同じ意味の語を重ねた言葉。

概要

「頭痛い」「満の星」などの修飾語述語名詞(被修飾語)の意味が重複する形である。長嶋茂雄が現役引退時のスピーチで述べた「我が巨人軍は永久に不滅です」や『機動戦士ガンダム』ED曲『永遠にアムロ』の歌詞の一部「あたたかいぬくもりの中で…」も重言である。

「巨大」「重複」「表現」など類義の漢字を重ねた熟語は、通常、重言とはいわない。ただし、同じ漢字を重ねた「悠々」などの熟語を、畳語の類義語として重言ということがある。

また、言葉の意味の変化とともに二重表現とされなくなってきた例もある。かつては「投網を投げる」が重言の代表格とされていた(「投網」という種類の網を投げると今は解釈される)。さらに「きつねうどん」のように、地域によって正誤の差が出る場合もある(Wikipedia「きつね」)。

極論、典型例とされる「馬から落馬する」も重言にならない状況がありうる。馬以外で驢馬ダチョウなどに騎乗する場合、その鞍上から落下することを「落象」などと造語しないのなら「象から落馬する」と表現することになり、「馬から(を強調する)落馬する」が重言とはいい難い状況になる。現実ではなかなか無い状況だが、様々な騎獣が登場するファンタジーな世界観ならあり得るのでは…?

後悔する」「被害被る」のように、文字表記すればあからさまに重言とわかるものの、話し言葉では音訓の違いゆえに気づかずについ言ってしまうパターンも少なくない。また「排気ガス」「ハイテク技術」のように同義に外来語を気づかず、重ねられたまま日本語化するケースも多々ある。「ハングル文字」「チゲ鍋」「サルサソース」など英語以外だとその可能性はさらに上昇する。

重言は使うことがあまり好ましくないとされている例が多いが、「歌を歌う」などの例があるように重言自体が日本語として必ずしも間違っているというわけではない。またこの手の言葉に限らないが、言語学者や書籍によって正しい重言、間違った重言と区別されているものもある。慣用の面でも「違和感を感じる」のように気になる人とならない人で二分される表現もあり、言語表現、特に話し言葉に於いてその正誤を断言すること自体が欺瞞とも言える。

日本語歌詞には言葉のリズムを重視するために、重言を使った邦楽が多い。
洋楽におけるライムとほぼ同じ感覚で使われているものと考えられる。

関連リンク

重言(Wikipedia)
ウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツ

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