演:古田新太
概要
『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』に登場する男性。ショッカーの研究員だった百瀬龍之介を父に持ち、父親との約束に対する未練が原因なのか新幹線の整備士をしている。
また、百瀬真一という息子がいるが、整備士の仕事により多忙なことや父に捨てられたことへの感情から真一とうまく接することができず、親子仲は良いとは言えないものになっている。
1971年から現代にタイムスリップしてきた龍之介と出会うが、龍之介が研究に没頭したことによって自分と母親が捨てられたトラウマがあるため、「俺は、家族を捨てた自分勝手な父親とは違う」と彼を拒絶してしまう。
余談
- 名前の由来は新幹線の生みの親として知られる島秀雄からだと思われる。
- 演じる古田氏は『忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッとTHE MOVIE』の宇宙忍猿ヒザールの声を演じて以来、19年振りの特撮出演となる。また、2017年公開の『POWER_RANGERS』ではゾードンの吹き替えも担当している。
- 幼い子供を抱えた父親にしては現代の時点で50年以上生きていた設定があるが、本作で本郷猛を演じた藤岡真威人氏の父である初代仮面ライダーにおける本郷猛/仮面ライダー1号役の藤岡弘、氏も年老いてから子供を授かった(真威人氏の姉に当たる第一子も2021年の時点では10代)事から元ネタの可能性がある。因みに五十嵐家も翌年の冬映画にて第4子を授かる為、五十嵐夫妻も幼い子供を抱えた高齢親となる模様(あちらは既に成人済みの子供2人に十代後半1人がいるので事情は異なるが)。
関連タグ
久永アタル:仮面ライダーの冬映画において身内(こちらは兄)が始まりのライダーが誕生した時代から現代にタイムスリップして(こちらは敵に拐われて)きた人物繋がり。
以下、劇場版本編のネタバレ注意
活躍(ネタバレ注意)
息子の真一としあわせ湯に訪れていたものの、仕事の都合から一緒に遊びに行けなくなったことで真一に激しく反発される。その際に落とした社員証と1971年の新幹線の切符を届けにきた一輝に父親としての悩みを打ち明けていた所、サイクロトロンドライバーの力で時空を超えて現れた父・龍之介と再会する。
突然現れ自身の父を名乗る龍之介に対して困惑するが、龍之介を追って現れたディアブロに襲撃され、(状況が状況なのでろくに説明する暇もないまま)龍之介に強引に体を使われセンチュリーブレイクへと変身。
しかし、元々秀夫が龍之介に対して良い印象を持っておらず拒絶していたことにより力を制御できず暴走。リバイスや駆け付けたセイバーとブレイズに襲いかかってしまう。
何とかリミッターにより変身が解けた後は研究に没頭するあまり家族を捨てた龍之介に対して上記の言葉ではっきりと拒絶する。龍之介の呼びかけや一輝の説得にも応じず頑なな態度を取っていたが、龍之介がかつて一緒に乗ると秀夫と約束したが果たせなかった新幹線のチケットを見せたことでお互いにその事に未練を感じていたことを知り、龍之介を自分の父と認めて和解。
その後、龍之介と共にディアブロが出現した富士山へと向かい、2人で仮面ライダーセンチュリーへと変身。リバイスやセイバーと共にディアブロに立ち向かい、激戦の末にディアブロの撃破に成功する。
ディアブロの撃破により未来が変わったことで龍之介が消滅することを嘆いたものの、龍之介が最後に語った「俺の代わりにお前が真一君と新幹線に乗ってやれ」という言葉を受け、真一と一緒に新幹線に乗る約束を果たすことができた。