『センチュリー!』
概要
『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』に登場する仮面ライダーセンチュリーの暴走形態。
実はセンチュリーの素体でもある。
当初何の前情報もなくリバイスOPの特別映像で初登場。その後本予告でも姿が映し出されており、荒々しく暴れリバイスコンビやセイバーに襲い掛かる様子が描写されている。
その後、プレミアムバンダイでのDXサイクロトロンドライバーの受注開始と同時に名称が判明した。
外見
基本的にはセンチュリーと変わらないものの、全身のクリアパーツ(複眼含む顔面部、胸部、肩部、腕部、脚部)が消失。これらの変化により肩部などに限定されていた赤の面積が増加、クリア内部の黒い骨格状のパーツが露わになり、特に顔はクラッシャーや複眼の内部構造が剥き出しになるなどダークライダー的要素が増加している。
また、変身時のサイクロトロンドライバーの発光が紫に変化している。
スペック
身長 | 202.1cm |
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体重 | 99.2kg |
パンチ力 | 81.2t |
キック力 | 52.1t |
ジャンプ力 | 66.8m(ひと跳び) |
走力 | 1.7秒(100m) |
変身者とドライバーのシンクロ率がアンバランスな状態で融合を果たしているため、性能自体は本来想定されていたセンチュリーから大きく劣化してしまっているが、それでもセイバー、ブレイズ、リバイ、バイスの4人相手を手こずらせるなど決して侮れない能力を秘めている。
なお、劣化していると言ってもこの時点でキック力以外のステータスはボルケーノレックスゲノム以上の数値を記録しており、変身者がそもそも戦闘に不慣れであったことを考慮すれば十分なスペックと言える。
しかし、それでも本来のセンチュリーのシステムからかなり非効率で危険な変身を遂げていることは変わりなく、劇中ではあまり明言されていなかったのだがセンチュリーブレイクのまま使用を継続するとエネルギー地場の暴走を始めてその名の通り時空崩壊を引き起こしかねない状態であったことが『狩崎のゲノムラボラトリー』で解説されている。
この「時空崩壊」の規模が一体いかほどの物だったのかは分からず仕舞いであったが(あくまでもセンチュリーブレイクの自壊に留まるのかはたまた世界そのものの崩壊かという解釈が分かれるので)、最悪の場合ディアブロと決戦する前に龍之介や秀夫が死亡するリスクすらあった。
本編でその名(センチュリーブレイク=世紀の崩壊)の通り時空崩壊を起こす前に変身を解除できたのは不幸中の幸いだったと言えよう。
活躍
以下、劇場版の内容についてのネタバレ注意
暴走形態であると同時に不完全、未完成の姿でもあり、百瀬龍之介が息子である百瀬秀夫の体を強引に借りる形で変身。
しかし秀夫が龍之介を拒絶していたことで変身が上手くいかず、力を制御できずに暴走してしまった。変身時には人間の骨格のエフェクトが出現する。
不完全ではあるが、ディアブロやリバイス・セイバー・ブレイズと渡り合うなど圧倒的な力を見せていた。
余談
- 当初登場予定はなく、元々はセンチュリーのクリア内部を造形する際の資料とするために、クリアパーツを外した状態を描き起した別バージョンのデザイン画であった。しかし、それをプロデューサーの望月卓が気に入った事から、頭部周りのクリア部分を割れたような造形に再デザインした上で登場させることとなった。
- 実際のスーツでも頭部以外はセンチュリーからクリアパーツを取り外したものを使用している。
関連タグ
仮面ライダーリバイス 仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ
最弱フォーム:センチュリーブレイク自体は決して弱くはないが「未完成」という要素がある。
スカルマン:センチュリーが1号のオマージュが多いライダーであることを考えると、骸骨のエフェクトなどこの形態は1号の前身と言えるスカルマンを意識している可能性がある。
プリミティブドラゴン:映画で共演するセイバーの暴走フォーム。戦闘時の様子もこちらのような生物的な暴走に近く、獣のような唸り声をあげて理性が感じられない点も共通している。
プトティラコンボ:映画で共闘するリバイスと同じ恐竜モチーフの暴走フォーム。こちらは変身アイテムがデフォルトで持つ「無の欲望」によって怪人の核となるアイテムや世界そのものを滅ぼせるとてつもない危険性を秘めたフォームでもある。ちなみに、リバイスでもデモンズドライバーを使うライダーならば、ゲノミクスチェンジでこのコンボを再現することが可能になっている。