「ヒロミさんの分まで…僕が戦います」
「ギラファ！」
『Deal』
『Delete up!』
「変身!」
『Unknown.(未知なる)』
『Unlest.(混乱が)』
『Unlimited…(越える)』
『仮面ライダーゲットオーバーデモンズ!!』
CV：八条院蔵人
スーツアクター：榮男樹
変身者
・玉置豪
概要
『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』に登場する仮面ライダー。
デモンズ、オーバーデモンズ、デモンズトルーパーα・βに続く新たなデモンズドライバー系ライダーである。
玉置豪がギラファバイスタンプをデモンズドライバーに押印して変身する。
世界最長のクワガタムシ「ギラファノコギリクワガタ」をモチーフとしている。
オーバーデモンズの強化フォームのような名称であるが、公式の仮面ライダー図鑑(2024年1月31日更新分)によると別の仮面ライダーであるようだ(但し、バイスタンプ自体は強化フォーム仕様である)。
容姿
かつて玉置が変身していたオーバーデモンズと比較すると、「スタッグクラッシャー」に相当する部分が長くなり、複眼が仮面ライダーベイルの様な黄色から青に変化している。ボディカラーもブロンズの部分とシルバーの部分が反転した様なカラーリングになっている。
スペック
| 身長 | 211.0cm |
|---|---|
| 体重 | 113.3kg |
| パンチ力 | 15.7t |
| キック力 | 44.1t |
| ジャンプ力 | 62.1m(ひと飛び) |
| 走力 | 1.7秒(100m) |
オーバーデモンズ・クワガタゲノムと比較した場合、パンチ力やキック力といった攻撃面が低下している一方、走力やジャンプ力と行った機動力が大幅に向上（ジャンプ力に至っては10m以上も向上）している。
この機動性重視の仕様は変身者である玉置がかつてフリオ時代に変身していたウルフ・デッドマンの特性に近く、銃撃以外にも俊敏な動きと荒々しい接近戦を得意としていた玉置自身の能力に合わせてチューニングされている可能性がある。
また、下がっているとは言え44.1tのキック力はデモンズ・スパイダーゲノムやジャンヌやアギレラの基本スペックを上回っており、対デッドマン戦においての戦力としては性能が十分な威力が担保されている。
デモンズやオーバーデモンズ同様にゲノミクスチェンジが使用できるかは不明。
必殺技
- デモンズフィニッシュ
外套をギラファの顎形に変形させて敵に挟み込むと同時にパンチを叩き込む。
活躍
映画本編の第一部に登場。
バリデロとイザンギから五十嵐幸四郎の中に潜む赤ちゃん悪魔を取り戻すべく、玉置が門田ヒロミからデモンズドライバーとギラファバイスタンプを託される。
エビリティライブ、インビンシブルジャンヌ、仮面ライダーアギレラ、仮面ライダージュウガと同時変身し、バリデロと交戦。
アギレラ、ジャンヌとチームを組んで3対1で戦い、アギレラのスタンピングブレイクと同時に必殺技「デモンズフィニッシュ」を発動したが弾き返されてしまい、そのまま変身解除でダウンしたもののジャンヌが隙をついてバリデロを撃破。結果的にアシストの形で貢献した。
イザンギがギフの力をバリデロに分け与えて復活させてしまったが、出番は短いながらもチームでの連携に貢献し、玉置はヒロミから託された役目と、本編中で叫んだ「自分の罪を償い、人々を守る為の変身」を全うするのだった。
ギラファバイスタンプ
「ギラファ！」
キリンの首の様に長い大顎を持つ昆虫「ギラファノコギリクワガタ」と「仮面ライダーゲットオーバーデモンズ」の意匠をモチーフにしたバイスタンプ。
カラーはマスク部分がブロンズ、ギラファ部分がシルバーとなっている。
門田ヒロミからデモンズドライバーと共に玉置へと渡された。描写からしてジョージ・狩崎が新たに製作した物だと思われる。
余談
- 姿が発表された時点でファンの間では「バイスタンプは“ギラファノコギリクワガタバイスタンプ”ではないか？」と予想がされていた。
- 一方でキングコブラバイスタンプやメガバットバイスタンプ、ジャイアントスパイダーバイスタンプに外見上の類似が見られることから、それらの命名規則に倣って「オオクワガタバイスタンプ」との予想も見られていたが、結果的には前者が正解となった。
- スーツはアンダースーツがオーバーデモンズ同様、デモンズからの流用。肩とアーマー等はオレンジ色へ塗り替えられている。マスクはオーバーデモンズから仮面ライダーオルテカを経由した後に戻され、肩・アーマー等と同じくオレンジ色を基調になっている。
- 変身の音声が劇中では大変聴き取りにくくなっている。同時変身の状況であり、昨今の変身音の特徴として音声が長く特徴的なものが多いために仕方ないのだが…
- 変身音はオーバーデモンズと概ね同じだが、「ゲットオーバーデモンズ!」の「ゲット」の部分のみバイスタンプ側から音が鳴る仕様となっている。
- 「get over」は英語で乗り越える、克服するなどの意味を持つ。
