タテガミ氷獣戦記!
流水抜刀!タテガミ展開!
「変身!!」
全てを率いし、タテガミ!氷獣戦記!ガオーッ!
『LONG GET!』
「ズオス…!!誤った道を歩み、化け物になったお前に、剣士たちが紡いできた意志が負けるはずがないッ!!」
概要
『仮面ライダーセイバー』に登場する形態。
タテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックを使用し変身する、仮面ライダーブレイズの強化形態。新たに生み出された叙事詩「タテガミ氷獣戦記」の力を宿す。
第32章から登場。
容姿
頭部から背中へ垂れ下がる長く白い鬣「タテガミブレイザー」が最大の特徴。両肩にはライオンの前足を模した装甲「氷獣ショルダー」がある。胸部には陸空海それぞれの獣(チーター・コウモリ・クジラ)を描いた紋章が刻まれており、その上を覆うように氷を意識した装甲「氷獣ブレスター」が覆い被さっている。また、これまでのブレイズの各形態では胸にあったライオンの顔の意匠がこの形態ではマスクに存在している。
スペック
身長 | 217.0cm |
---|---|
体重 | 127.5kg |
パンチ力 | 61.8t |
キック力 | 105.8t |
ジャンプ力 | 108.1m(ひと跳び) |
走力 | 0.9秒(100m) |
単純なスペックだけで見ると、一部とは言え全知全能の書の力を使っているだけあって、登場時点では頭一つ抜けた数値となっており、歴代2号ライダーでもゲイツマジェスティに次ぐ最高峰のハイスペックとなっている(パンチ力に関してはそれ以上※)。前作の同ポジションであるランペイジバルカンと比べても走力以外は上回るという驚異的なスペックとなっている。
なお、この形態では水勢剣流水が氷の聖剣へと昇華されている。
胸部「氷獣ブレスター」や腕部「氷獣フロスト」の力により、歴代の剣士たちの闘法や剣術を引き出し、再現する事が可能。さらに氷獣戦記の名の通り、脚部や剣に絶対零度の冷気を纏わせて強化ができる。特に脚部「氷獣レガート」は低温になればなるほど硬度を増す特性を持ち、南極や北極での極地では最大限能力を発揮できるだろう。「氷獣バイト」の働きにより、極低温のいかなる環境でも呼吸が可能で、周囲の生物に警告の咆哮を発して退避を促しているらしい。眼部「氷獣バイザー」は低温下ではサーモグラフィーの特性を発揮する。
辺り一面を凍らせる範囲攻撃型の必殺技が豊富なことも特徴で、狼煙や界時の特性で物理攻撃を半ば無効化できたサーベラとデュランダルの能力も攻略し、エレメンタルドラゴンでも苦戦を強いられたデュランダルとの真っ向勝負でも互角以上の善戦を見せた(2戦目では分が悪いと判断したサーベラが人質を取ったことで敗北している)。
頭から伸びる「タテガミブレイザー」は冷気を発する能力以外にも氷獣の力を引き出してあらゆる環境に適応した姿に変化、肩部「氷獣ショルダー」は極地の氷山のごとき堅牢さを誇り、突進にも応用可能とされる。
(※)『セイバー』のライダー全般に言える事だが、剣での戦闘がメインであるため、蹴り技を使用する事があってもパンチをする機会が非常に限られている。あっても手の部位に装備がある形態での遠距離攻撃・敵の攻撃を弾く程度や引っ搔きなど特殊なケースが多いため、今後このパンチ力が反映されるかはかなり微妙な所である。
必殺技
- ブリザード・ブレイズ
必冊凍結!
流水抜刀!タテガミ氷牙斬り!
タテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックの上のスイッチを押し込み、水勢剣流水を抜刀して発動する剣技必殺技。
刀身にエネルギーを込めて、猛スピードで接近して切り裂く。切り裂かれた敵は瞬時に凍結され砕け散る。
または、斬撃で敵を凍らせた後、突き出した剣先から大量の氷弾を放つ。
突き出した掌から吹雪を放って相手を凍てつかせる事も可能だが、カリュブディスには通じなかった。
第45章ではレオ・ブリザード・グランドと似通った技を放ちロード・オブ・ワイズ ハイランダーの足元を凍結させようとしたが、炎属性の攻撃に転換され撃ち返されてしまった。
※下記の技はタテガミノーザンライズの周りにあるクリスタと呼ばれる部位を各種選択しスイッチを押し込む。
- レオ・ブリザード・カスケード
百大氷獣!
タテガミ大氷獣撃!
タテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックのタテガミを回転させて発動する百大必殺技。
同形態のレオ・カスケードに相当する技で、巨大な氷塊を敵にぶつけて動きを止め、飛び蹴りを叩き込んで氷塊ごと爆砕する技。
第40章では氷の翼を生やし氷晶型のエネルギーを展開させて飛び蹴りを叩き込んだ。なお、クロスセイバーの「銀河大爆発」とエスパーダ・ゴールデンアランジーナの「オーロ・ボンバルデーロ」とのトリプルライダーキックを披露した。
- レオ・ブリザード・スカイ
大空の氷獣!
タテガミ大空撃!
ワンダーライドブックのタテガミを回転させて発動する大空必殺技。
タテガミブレイザーを氷の翼に変化させて飛翔。そこから氷柱を飛ばして、氷晶型のエネルギーを展開させてくぐり抜けながら飛び蹴りを叩き込む。
- レオ・ブリザード・シー
大海の氷獣!
タテガミ大海撃!
ワンダーライドブックのタテガミを回転させて発動する大海必殺技。
タテガミブレイザーを氷の鮫に変化させ、海中を氷結させてサメ歯状の氷塊を飛ばす。
- レオ・ブリザード・グランド
大地の氷獣!
タテガミ大地撃!
ワンダーライドブックのタテガミを回転させて発動する大地必殺技。
タテガミブレイザーを腰まで長くさせ、剣先を地面に突き立て敵の足元ごと凍結させると、そのまま接近して切り裂く。
タテガミ氷獣戦記ワンダーライドブック
『吹雪く道行く百獣を率いる、百戦錬磨の白銀のタテガミ…』
タテガミ氷獣戦記の伝承が封じられているワンダーライドブック。
余談
- 変身音声の『LONG GET!』という部分は、ロン毛と掛けたダジャレであると思われる。はいっ!アルトじゃーないと!
- ちなみに「LONG GET」という英語は一応存在はするが「長い返球」「長い逃走」あるいは意訳して「長期間得る」などいずれもタテガミ氷獣戦記に合わないちぐはぐな意味ばかりであり、意味を無視し音感を重視して選ばれた表現であることがわかる。
- 倫太郎の大切な家族である仲間たちが集うノーザンベースの力を宿す、水の聖剣から氷の聖剣への昇華、陸海空の生物の力を自在に引き出せる(サーベラやデュランダルが登場する中盤まで生物ジャンルで変身するライダーはブレイズのみだった)、歴代剣士たちの力を使うことができるなど仮面ライダーブレイズ及び変身者である倫太郎に関わる要素が多く盛り込まれており、ブレイズの集大成と呼べるような形態である。
- 特徴的なタテガミブレイザーはティアドロップ調の毛束を作ってしっかりとセットされているのだが、これが原因でブラッシング等の手入れが一切出来ないとのこと。
- クローズマグマ以降の2号ライダーの最強フォームでは、唯一フォーム名が付いているのが……後にタイクーンのブジンソードが後に付くネーミングとなった(最初こそはライダー名に付いているパターンだが、扱いはフォーム名に分かれている)。
関連イラスト
関連タグ
歌舞伎、ホワイトライオン:恐らくモチーフ。歌舞伎からは連獅子、石橋物、毛振りの要素であろう。
ビーストハイパー:火属性の赤い龍がモチーフのライダーが主役の作品のライオン(厳密にはキマイラ)がモチーフの2号ライダーの最強形態。
レガシーゲーマーレベル100:剣使いの一文字違いの青い2号ライダーの最強形態。カラーリングが白、氷属性の攻撃が使える、必殺技で翼が生えるという共通点がある。
オルトロスバルカン:前作の2号ライダーの強化形態。配色は青と白の組み合わせで武器は変身アイテムと兼用。
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