概要
明治5年(1874年)5月市村座(当時の名称は村山座)での上演が本興行での初演。
歌舞伎の代表的な演目のひとつであり、登場する親獅子・仔獅子の精の衣装、かつら、隈取等は「歌舞伎」のアイコンあるいはステレオタイプとして認知され、デフォルメされた表現が各方面に二次利用されている。
主な登場人物
狂言師右近 後に親獅子の精:年長の狂言師、後に親獅子の精となって舞う
狂言師左近 後に仔獅子の精:年若の狂言師、後に仔獅子の精となって舞う
法華僧蓮念(ほっけそうれんねん):修行のため清涼山に来た法華宗の僧
浄土僧遍念(じょうどそうへんねん):修行のため清涼山に来た浄土宗の僧
関連タグ
魔王連獅子…タイトーから発売されたメガドライブのゲームソフト
千両狂死郎…SNKから発売された格闘ゲームサムライスピリッツのキャラの一人。
仔獅子のような赤い獅子頭か、シリーズ通して彼のトレードマーク。
また、実際に、初代から真サムライスピリッツまで、本稿における獅子の演舞の一つ「狂いの所作」……髪を振り回して踊る……を駆使した、髪による技を持っている。
例「長髪打ち」→髪を鞭のように使って相手に打撃を加える。
「髪転投」→髪で相手を絡め取り、投げを決める。
「絞髪演舞」→髪で相手を捕縛。そのまま締め上げる。
禅…コナミから発売された格闘ゲームマーシャルチャンピオンのキャラの一人。
本稿の衣装をアレンジしたコスチューム。
これまた、髪の毛で相手を吊り上げて締め上げる技を持っている。
舞王…カネコから発売された格闘ゲームパワーアスリートのキャラの一人。
獅子の衣装を忍者風にアレンジしたコスチューム。
髪の毛を振り回して敵に打撃を与える「千髪突」が必殺技の一つ。
全体に、連獅子のコスチュームのアレンジがうかがえる。