「お前の大事にしているもの全部!ぶっ壊してやるよ……!!」
データ
概要
第14話「司令官は…デッドマン!?」より登場。
かつてカンガルー・デッドマンの契約者だった元弁護士工藤康がサーベルタイガープロトバイスタンプの力で解放された悪魔「サーベルタイガー・デッドマン」と上級契約を交わし、フェーズ2へと進化したサーベルタイガー型のデッドマン。
爬虫類系の悪魔がベースとなっており、軍服を思わせるような白い装束のバックルと襟に橙色の仮面を身に着けている。
軍帽のように見えるサーベルタイガーを模した獣の頭部から巨大な牙が口と後頭部が突き出し、両腕にも鋭い牙が鉤爪のように伸びている。
口の中には巨大な一つ目があり、これまでのフェーズ2やギフテクスの例に漏れず悍ましい外見をしている。
同話においてギフの選別を生き残り、無事にギフテクスへと進化した。
能力
サーベルタイガーの遺伝子情報を獲得しており、両腕に生やした牙を使った俊敏な格闘戦を得意する。しかも、五十嵐一輝へ憎悪を募らせていたためか往来のスペック以上の実力を発揮するなどこれまでのフェーズ2とは格が違う。
また、口の中にある眼球はただ不気味なだけでなく攻撃の軌道を攪乱させる。また劇中では変身者の職業でもあった弁護士としての話術を用いることで揺さぶりをかけた。
活躍
- 第14話「司令官は…デッドマン!?」
自分を失脚させた一輝への復讐のためにしあわせ湯に現れた工藤がバイスタンプで変貌し、彼と対決する。
バリッドレックスゲノムと互角に渡り合い、バイスをして「これまでのフェーズ2より断然強え!」と言わしめる実力を見せる。
更に一輝に対して「本当は人の気持ちがわからないんだろ?」「勝手に人助けをして自分の欲求を満たしてるだけだ。周りにいる敗者の心が見えていないんだよ」「教えてやるよ。お前は日本一のエゴイストだ!」と罵倒し、動揺させることで優位に立ち(もっとも一輝はそういう性格なので、ある意味正論である)彼を圧倒する。
しかし、バイスの「お節介で何が悪い!エゴイストで何がいけないんだよ。一輝は一輝の好きにやればいいんだよ」という言葉を受けて「俺は...俺だ!」と立ち直った一輝に反撃される。
「そういうところが不愉快なんだよ!」と叫びながら襲いかかるものの一輝とバイスのコンビを前に先程とは打って変わって圧倒され、バリッドレックスゲノムの「フィニフィニフィニッシュ」を受けて分離・撃破され、工藤の姿に戻る。
しかし工藤本人はオルテカに救出されており、後に選別の儀式を経てプラナリア、カメレオンと共にギフテクスへの進化を果たした。
- 第15話「撲滅!対決!デッドマンズ!」
本性を現したオルテカの進言で、アギレラをギフの生贄として捧げるべく儀式を行おうとするも、デッドマンズベースの場所を突き止めた一輝達に邪魔をされてしまい、そのまま交戦。
自身は因縁の相手たるリバイスに襲いかかり「少しは人の気持ちが分かるようになったのかな? エゴイスト君…」と嘲り、性懲りもなく一輝/リバイを精神的に追い詰めようとするが、「答えは見つかってない…でも、もう悩まない!」 「俺の戦いで誰かが傷ついても、俺は全てを背負う!」と既に覚悟を決めたリバイには効かず、すぐに反撃されてしまう。
最後は満身創痍になったところをリバイ、ライブ、ジャンヌのトリプルライダーキックを受けて天彦/プラナリア・デッドマンと共に敗北。すぐさまギフによって力の一部として吸収されてしまった。
- 第30話「声優!SAY ME!青春のあとしまつ!」
サッカーグラウンドにやって来た一輝とバイスの前に突如出現し、仮面ライダーリバイスと交戦。第14話でのやり取りを再現するかのような台詞を発し続けていたため、一輝は違和感を覚えていた。その後、第14話と同じように倉庫に追い込まれ、「ローリングライダーパンチ」「必殺爆風爆雷スタンピングフィニッシュ」「リバイバイスラッシュ」を立て続けに喰らい、爆散した。だが、これはラフレシア・デッドマンの能力で出現した幻覚であった…。
しかし幻覚とはいえ、自身を打ち負かしたバリッドレックスより遥かに強いリバイス相手に高速移動等を駆使して互角に渡り合えていた。
- 第46話「向き合う勇気…真に護るべきものは何?」
昨晩の内に行方をくらまし、ギフの囚われの身になったバイスを助ける為に駆けつけた一輝の前に、ギフがばら撒いた寄生虫を介し、再生デッドマンとして誕生。
カメレオン・デッドマン、プラナリア・デッドマン、アノマロカリス・デッドマンと共にアルティメットリバイとエビリティライブに襲いかかり、撃破されてもギフの手で再生されて2人を翻弄するも、最終的に2人の必殺技をギフから庇う形でまとめて撃破された。
サーベルタイガープロトバイスタンプ
サーベルタイガー!
鋭い牙を持つ古の剣客「サーベルタイガー」の力を宿したプロトバイスタンプ。
カラーはサーベルタイガーの後ろがシアン、サーベルタイガー部分はブロンズとなっている。
余談
- スーツは同じく猛獣がモチーフで、フェーズ2に進化したチーター・デッドマン フェーズ2の改造だと思われる。一見すると印象は異なるが、服と両腕の造形が同一である。
- その後、「ファイナルステージ」に登場するオクトパス・デッドマンに再リペイントされた。
関連タグ
魔女スミロドーン/原始タイガー:おそらく元ネタのライダー怪人。こちらは女性で幹部ではないが、準幹部級の怪人で、3ライダーと互角以上に戦いを繰り広げた強者でもある。
バラオム、スミロドン・ドーパント、サーバルタイガーソルドマギア:サーベルタイガーがモチーフのライダー怪人。こちらは最初から幹部級の怪人でもある。