「こら待て、待たんか~」
「滝は死ぬ、アフリカ産の毒矢の威力がわかったか~」
「アェ!アェアェアェ!!」
登場作品『仮面ライダー』
第49話「人喰い怪人イソギンチャック」
概要
ショッカーアフリカ支部から日本へと来日したイソギンチャクの能力を持つ改造人間。
身長186㎝、体重81㎏。鳴き声は「アェアェアェ!」
右手が触手状のムチとなっており、これを使って敵を締め上げて行き、最大の武器である頭部から発生させる吸引竜巻を発生させ、あらゆるものを吸い込んで食べてしまう。
なお、飲み込まれた生物は完全に溶かされて消化されてしまう(ただし入れ歯や来ていた衣服などは溶かされずに、後々取り出すことが可能。また、故意にナイフなどを吸い込まされると逆に自身がダメージを受ける可能性が有る諸刃の剣でもある)。
また、鋭い嗅覚の持ち主でもあり、一度覚えた獲物を見つけ出す際などに利用している。
ショッカーの資金源調達の為、アフリカでダイヤモンド鉱山を発見した中山老人からその在りかを聞き出し、その鉱山を奪い取る事を使命としている。
中山老人が鉱山の在りかを記した地図を孫のヒロシ(演:高野浩幸)へと送ったことを知り、部下の戦闘員を伴って日本へと来日。死神博士の協力の元、ヒロシを養っている(性格がすこぶる悪い)養父母を飲み込んで殺害後、ヒロシとその友達であるサクラにも襲いかかるが、中山老人を偶然助けた本郷から連絡を受けていた一文字と滝の活躍により失敗。
駆けつけた本郷=仮面ライダー1号と2号のダブルライダーとの決戦では、右手のムチを使ってダブルライダーに接近を寄せ付けないほどの猛攻を仕掛けるが、最後は『ライダー車輪』で一気に接近され、そこから続けざまに『ライダー返し』のコンボ攻撃を受けグロッキー状態に陥った所へ立て続けに『ライダーダブルキック』を浴びせられて爆死した。
なお、映画『仮面ライダー対死神博士』において、再生怪人軍団の一員としても登場している。
アフリカ支部戦闘員
黒戦闘員のスーツに赤いドクロと十字を合わせたマークがされているのが特徴。片言でしゃべる。
冒頭でイソギンチャックと共に中村老人を襲撃した後来日。2体のみの登場だが、ライダーとイソギンチャックの戦いのすきをついて滝を吹き矢で負傷させ、ヒロシを捕える際にも吹き矢を命中させた。本郷が前もって送った解毒剤がなかったら危うかったのでなかなかの戦力だったといえる。
余談
新1号ライダー編のOPナレーションにも登場。
「仮面ライダーを作った男たち」によると、着ぐるみは生田スタジオ(仮面ライダーをはじめ数多くの70年代の東映特撮のスタジオだった)所長だった内田有作によって「厚みがある分動きづらく、アトラクションに不向きだが、倉庫で腐らせるよりまし」ということで燃やされた。
『新仮面ライダーSPIRITS』ではショッカー東京湾海底基地に転移させられた1号を迎え撃つ怪人軍団のうちの一人として登場。1号の救援に来た石倉五郎を捕食しようとしたが、ZXに引っこ抜かれて失敗。最後は、海水を伝ってエレキボタルから漏電した電流を浴びて、他の怪人達と一緒に感電死してしまった。