概要
1961年1月1日生まれ。東京都出身。
6歳の時に、新聞の募集広告を見て応募し劇団いろはに入団。入団後はエキストラが中心であったが、1967年のNHK連続テレビ小説『旅路』で初のレギュラー出演。
1968年にはTBSのドラマ『三人の母』で主人公の幼少時代を演じた。ちなみに青年時代を演じたのは池田秀一である。
『帰ってきたウルトラマン』『仮面ライダー』などのゲスト出演を経て、1972年『超人バロム・1』のオーディションに合格。主役の白鳥健太郎を演じる。
放送終了後も子役として『ゆびきり』などに出演。寺山修司監督作品『田園に死す』やNHKの少年ドラマシリーズ『なぞの転校生』で話題となった。
成人後も俳優としての活動を続け、子役時代に出演したウルトラシリーズや『バロムワン』、『なぞの転校生』などに客演している。
エピソード
子役を始めたきっかけは父親の印刷会社を継ぐのが嫌だったからと語っている。
両親が共働きだったため子役時代でも撮影現場には一人で通っていた。
特撮ヒーロー番組には多く出演していたが、『バロム・1』のレギュラー出演後は健太郎のイメージが定着してしまったためかしばらくオファーが来なかった。
それ以前は『帰ってきたウルトラマン』など別人という設定のゲスト役が多かったが、両親が仕事を断らなかったため何度も出演したと語っている。
『ウルトラマンタイガ』第6話「円盤が来ない」の星に帰りたい男役は当初「円盤が来た」でフクシン役を演じた冷泉公裕が演じる予定だったが、撮影直前の2019年1月に急逝したため追悼として引き受けたという。
主な出演作品
テレビドラマ
- 連続テレビ小説
- コメットさん 第27話(1968年)
- ウルトラシリーズ
- ポーラテレビ小説「三人の母」(1968年):沖和一(少年時代)
- 戦え!マイティジャック 第10話(1968年):ケンイチ
- 怪奇大作戦 第12話(1968年):健一
- 無用ノ介 第17話(1969年):正太
- 銭形平次
- 第191話(1969年):三吉
- 第486話(1975年):長松
- 第593話(1977年):幸田賢之助
- 宇宙猿人ゴリ 第1話(1971年):少年
- スペクトルマン 第42-43話(1971年):石田五郎
- 大河ドラマ
- 仮面ライダー 第18話(1971年):田所まさる
- 仮面ライダー 第49話(1972年):中山弘
- 鬼平犯科帳 第2シリーズ 第25話(1972年):千代太郎
- シルバー仮面ジャイアント 第18話(1972年):山城五郎
- 超人バロム・1(1972年):白鳥健太郎
- ゆびきり(1973年):広野吉平
- 恐怖劇場アンバランス 第4話(1973年):犬尾貞文の少年時代
- 日本沈没 第22話(1975年):石黒弘二
- 少年ドラマシリーズ
- なぞの転校生(1975年):岩田広一
- 赤い月(1977年):羽島謙
- オハヨウ先生こんにちは(1980年):俊夫
- おとうと(1981年):碧郎
- 噂の刑事トミーとマツ 第7話(1979年):小柳
- 3年B組金八先生 第2シリーズ 第1-2話(1980年):斉村高男
- Gメン'75 第346話(1982年):滝川昭彦
- 水戸黄門 第21部 第13話(1992年):久太郎
- 特捜エクシードラフト 第26話(1992年)
- 大岡越前 第15部 第16話(1999年):安吉
- なぞの転校生(2014年):岩田亨
映画
- あさき夢みし(1974年、ATG):稚児
- 田園に死す(1974年、ATG):少年時代の私
- 新どぶ川学級(1976年、日活):加東正夫
- サチコの幸(1976年、日活):次郎
- 女王蜂(1978年):文彦
- 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(1980年):生徒
- ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説(1990年):報道部員
- 聖家族〜大和路(2010年):九鬼篤文
- RYOMA 空白の三か月(2018年):伊東甲治
テレビアニメ
- バロムワン(2002-2003年):バロム・1、ナレーター
- 怪人開発部の黒井津さん(2022年):第4話ナレーション