概要
『仮面ライダー』に登場する敵組織・ゲルショッカーの主戦力となる改造人間達。
発案者はブラック将軍とされており、ショッカー怪人は1種類の動植物の能力を移植された怪人だが、こちらは「2種類の動植物の能力」を移植して生み出す合成怪人。
互いの短所を補えて弱点を克服する事に成功、ショッカー怪人以上の戦闘能力を持つ(一部の者を除き、本郷猛=仮面ライダー新1号にほぼ完勝していたり、相打ちになることが多い)。
ゲルショッカーの科学力がショッカーよりも上なのか体力や知力に優れた者はもちろん、犯罪者や一般人(悪人である場合が多い)を改造した者、おそらく改造手術ではなくイソギンジャガーのように細胞を変異させて作った怪人もいるらしい(ネコヤモリのように、他者に憑依して体を乗っ取る者もいたりする)。また中にはライダーに倒されると元の人間に戻るものもいたがこれは変身装置が壊されたからであると言う。
怪人はショッカーライダーを含めて大半が黄色いブーツを履いている。
怪人の名称の中には単語の末尾に複数形の「~ス」を冠している場合もあるが理由は不明である。
PS2ゲーム『仮面ライダー正義の系譜』ではゲルショッカー怪人の2種合成の開発技術は田所博士の研究で発見されたとある生物の幼生から抽出される酵素「HS-184」を利用した遺伝子の合成技術によるものだとされている(正義の系譜独自の設定)
この2種合成を3種、更には数十種類の生物の遺伝子の合成にまで発展させた肉体「究極の生命体」が田所博士の研究目的であり、培養装置で眠る生物である。
一覧
名前 | モチーフ生物 | 声優 | 登場話 | 出身地 |
---|---|---|---|---|
ガニコウモル | カニ+コウモリ | 池水通洋、西崎章治 | 第78~80話 | アラブ |
サソリトカゲス | 蠍+トカゲ | 八代駿 | 第81話 | サハラ砂漠 |
クラゲウルフ | クラゲ+狼 | 沢りつお | 第82話 | 五島列島 |
イノカブトン | イノシシ+カブトムシ | 市川治 | 第83話 | 千葉県 |
イソギンジャガー | イソギンチャク+ジャガー | 辻村真人 | 第84話 | 津軽海峡 |
ウツボガメス | ウツボ+カメ | 西崎章治 | 第85話 | インド洋 |
ワシカマギリ | 鷲+カマキリ | 谷津勲 | 第86話 | 東伊豆 |
クモライオン | 蜘蛛+ライオン | 辻村真人 | 第87話 | ケニアの草原 |
ネコヤモリ | 猫+ヤモリ | 山下啓介 | 第88話 | フィリピンの古城 |
カナリコブラ | カナリヤ+コブラ | 辻村真人 | 第89話 | インド |
ネズコンドル | ネズミ+コンドル | 西崎章治 | 第89・90話 | メキシコ・アンヘル島 |
ムカデタイガー | ムカデ+トラ | 倉口佳三 | 第91話 | ミルウォーキー |
ハエトリバチ | ハエトリソウ+蜂 | 山下啓介 | 第92・93話 | バルバドス |
エイドクガー | エイ+毒蛾 | 倉口佳三 | 第93・94話 | タンザニア |
ナメクジキノコ | ナメクジ+キノコ | 辻村真人 | 第94話 | アメリカ北部の湿地帯 |
ガラオックス | 人喰いガラス+牛 | 池水通洋 | 第95話 | アメリカ西部 |
サボテンバット | サボテン+コウモリ | 八代駿 | 第96話 | サハラ砂漠 |
ヒルカメレオン | 蛭+カメレオン | 辻村真人 | 第97・98話 | 北アフリカのジャングル |
後年のオマージュ
後年の作品にゲルショッカー、ないしそれをオマージュした敵組織が登場する場合、ゲルショッカー怪人と同様に複数の生物を複合モチーフとする怪人が登場する場合がある。
『仮面ライダー作戦ファイル1』
『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』
『dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』
『シン・仮面ライダー』
名前 | モチーフ生物 | 俳優 |
---|---|---|
カマキリ・カメレオンオーグ | カマキリ+カメレオン | 本郷奏多 |
漫画版
余談
平成ライダーに登場する『仮面ライダー剣』のティターンや『仮面ライダーオーズ』の複合型ヤミーなどはゲルショッカー怪人のオマージュと思われる。
平成ライダーでは、主にショッカー怪人として分類されている。
モチーフに複数回使用されている生物は
コウモリ、カマキリ、カメレオンの3種類だがコウモリ以外は同じ怪人に使われている。
関連タグ
邪眼(正義の系譜):この2種合成技術を更に発展させたのがゲーム中の邪眼の肉体である。