コブラ(蛇)
10
こぶら
コブラとは、有名な毒蛇の一種である。
別のコブラをお探しの方はこちらを。→コブラ
毒蛇の一系統。爬虫綱有鱗目ヘビ亜目コブラ科に属する蛇の総称。
良く知られたコブラの他、ウミヘビやアマガサヘビの仲間も含まれる。
驚かされた際に頸部の肋骨を大きく広げ、背中の眼状紋を誇示する姿が有名。この眼状紋が眼鏡に似ている事から「メガネヘビ」と言う別名がある。
総じて効きの早い神経毒を持ち、クレオパトラが自害の際に使ったという逸話が知られている。
ちなみにコブラの毒液は、毒性そのものはそれほどでもないのだが、大量に一気に注入することで高い致死性を持たせている。最大種のキングコブラ(6mに届く個体が捕まった記録がある)ではそのひと噛みで象すら斃すと言われる。またアフリカのドクハキコブラ(リンカルス)は牙にある溝から毒液を飛ばして相手の目に吹きつけると言う芸当をやってのける。
ネズミなどの小動物を食べる種が多いが、ウミヘビのように水中に住み魚を食べる種、更にはキングコブラのように他種の蛇を食べる種も存在する。
蛇使いが飼育していることでよく知られており、笛の音に操られているように見えるが、実はコブラは音が聞こえておらず、蛇使いが足などを使ってコブラの仕草を誘導していて、笛はそれを隠すためのカモフラージュなのである。