「カナリコブラ、二人で協力してこやつをなぶり殺しにしてやろう!」(第89話)
概要
『仮面ライダー』第89話「恐怖のペット作戦 ライダーを地獄へおとせ!」、第90話「恐怖のペット作戦 ライダーS・O・S!」に登場する、ハツカネズミとコンドルの能力を併せ持つゲルショッカーの合成怪人の1人。
カナリコブラのサポートと、彼が倒れた後は展開していた『第1次ペット作戦』を引き継ぎ、より改良を加えた『第2次ペット作戦』の遂行を使命としている。鳴き声は「チュー、チューッ‼」。
普段は収納されている翼を使って空を縦横無尽に飛び回る事ができるほか、腕に仕込まれた三日月状の爪の刃で敵を切りさく。また、ハツカネズミに擬態する能力を持っており、保菌しているゲルショッカーが開発したである新型ペスト菌をばら撒き、次々に感染者を増やして東京を死の町にするべく暗躍する。
なお、感染者は『ペット人間』と呼ばれる牙が生えた不気味な姿となり、人々に襲いかかり次々に感染者をねずみ算式に増やして行くという恐るべきものである。
ただし、個人の戦闘能力は低いらしく、新1号との初戦及び2回戦目は全く太刀打ちできないまま撤退を余儀なくしている。ワクチン][が開発されたことに加え、この事態を受けたブラック将軍は怪人にコンドルの要素を上乗せし、人間の目を刳り抜ける強力な嘴とより強力な新型細菌(医者によるとペスト菌とは違う細菌とのこと)を植え付ける強化改造を施すことにより戦闘能力を大幅にアップさせ、ライダーを失明寸前に追い詰める程の戦闘能力を兼ね備えることとなった。
しかし最後は、失明覚悟で戦いを挑んできた新1号の放った『ライダー月面キック』を受けて敗れ去った。
なお、新型細菌は本郷猛が研究していた抗生物質によって作られたワクチンによって終息することが示唆され、これによって本郷の眼も治るとのこと。
派生作品
仮面ライダーSPIRITS
バダンが復活させた再生ゲルショッカーの怪人として登場。他のゲルショッカー怪人と共に2号やZX、滝やSPIRITSに襲い掛かった。
余談
書籍によっては、強化前の姿をネズコンドル1号(下記イラスト)、嘴を取り付けられた強化改造後をネズコンドル2号、または改造ネズコンドル(メイン画像の姿)という名称で紹介している物がある。
ちなみに第89話の脚本上では、カナリコブラとの戦いを終えた本郷に突如襲い掛かるという展開だったのを、現場処理で変更したという。
また第90話でも、決戦では立花藤兵衛が嘴を磁石で奪う展開が脚本の流れにあったがカット、現場処理でワクチンの下りを追加した。
関連タグ
ゲルショッカー怪人 ゲルショッカー ねずみ コンドル カナリコブラ
カミソリヒトデ∶同じように、辻村真人氏が演じた仲間怪人のサポートが目的だった怪人。