「キーッ」
概要
デストロンの最下層に属する改造人間にして主戦力でもある一般兵士。
世界征服遂行のために指揮官である怪人のサポートや要人の拉致や暗殺などを主な任務としている。
ゲルショッカー戦闘員よりもさらに強化された存在であり、常人の5倍の体力を持つとされる。
デストロンの象徴であるサソリの白い模様があしらわれた全身黒タイツと白い模様のマスクを着用しており、儀礼の際にはKKK団の様な黒ずくめの三角頭巾に長衣を着用する習わしがあるようだ。
また、所詮使い捨てであるために用済、あるいは古くなった戦闘員は処刑されるか、怪人などの実験台にされてしまう事が非常に多い。
また、マスクの模様が微妙に異なる者やキバ一族やツバサ一族に所属する戦闘員はその一族を象徴する武器を携帯していたり、装束の袖に長いフリンジを付け飛行能力を兼ね備えているなどの特殊能力が付与されている者も存在している。
その他として仮面ライダーV3抹殺とミイラビィールスを使用した東京を一気に占領する作戦遂行の為に特別の強化訓練を受けた“デストロンレンジャー部隊”というエリートで構成された部隊や41話のみに登場する黒のレオタード姿に赤いパレオを着用した作戦の補助を主な任務としている女性戦闘員などが存在している。
デストロン科学者戦闘員
黒いサソリの模様が施された白い全身タイツ服と、赤い模様のマスクを着用した戦闘員。結城丈二(後述)の助手のうち3名は、「片桐二郎」「阿部征二」「平亨」という名であったことが判明している。
主にデストロンアジト内で何かしらの兵器開発や怪人の製造、その助手などを行っているが、(一部例外はあるかもしれないが)如何やら彼らは改造人間という訳ではなく、スカウト、人質脅迫、金銭報酬などで集められており優秀な科学者やその助手で構成されている普通の人間たちのようで、その中でも後にライダーマンとなる結城丈二は科学陣の筆頭的存在であったようだ。とはいえ結城はデストロンが平和的組織と信じて疑わなかった訳であって、彼のように騙されてそこで働いていた科学者たちがどの位存在していたのかは不明。11、12話に登場した大神博士のように、悪の組織と知っていて働いていた人物も多いかと思われる。
また、結城の言動から大首領は別にして、たとえ大幹部といえども直接命令する権限は与えられていないようであり、通常の戦闘員と違ってその待遇は歴然としているようである。
また、情報によれば彼らは戦闘訓練を受けた生身の人間で、功績を上げれば幹部に任命される事が出来れば、然るべき怪人への改造が施されるという。
親衛隊
48、51、52話に登場するデストロン首領の身辺警護を務める戦闘員の中でもエリート中のエリートで構成される特殊部隊。
旧日本軍が着用していたような軍服と通常のマスクの上に制帽を被っている。
その他
大ショッカー所属の戦闘員の一員として映画『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』に登場したほか、仮面ライダーオーズでは元ショッカー戦闘員・千堂院の欲望から生み出された戦闘員ヤミーの一員として登場した。
『仮面ライダー大戦』では地獄の底から蘇り、バダンに服従を誓っている奴が何人かいる。
ゲーム版では、操作キャラの一人としても登場。変身すると親衛隊と交代ギミックがある。
また、49話では田舎から出てきてデストロンに騙され、戦闘員にされてしまいかけたジュンという少女が登場するが、彼女を演じた北原和美女史は『仮面ライダーアマゾン』でも戦闘員の名古屋美里を演じていることで有名。