概要
デストロンの3代目幹部であり、翼を持った生物の怪人で構成された「ツバサ一族」の長。チベット出身。
「卍教」なる密教の教祖であり、「大僧正」の称号の通り僧侶のような黒い衣に赤い面を付けている。
たとえ配下の怪人でも失敗した際に死刑を命じる冷酷さと、最後までデストロンと首領への忠義を貫く高い忠誠心を併せ持つ。
また、戦闘員を作戦の実験台にし、成功した際に笑いながら奇妙な踊りをするお茶面な一面を持つ。
自ら率いるツバサ一族の怪人達は飛行能力のないV3を空中戦で苦戦させたが、その能力を過信したため特訓を積んだV3の前に敗北を重ねて首領からの信頼を失い、死刑宣告を受けてしまう。
後がなくなった彼は、正体である死人コウモリとなって人間を操る細菌「ヒマラヤの悪魔」を首都地区中の団地に住む人間に感染させて暴動を引き起こそうと目論む。
必殺技の「死の高速回転技」によって仮面ライダーV3を一度は敗退させたが、V3独自の特訓で習得した必殺技「V3マッハキック」で翼を折られて致命傷を負う。
力尽きて元の姿に戻り、死を悟ってか自ら棺の中に入り「デストロン首領永遠なれ!!」と叫んで、棺と共に爆死した。
最終話で死人コウモリは再生怪人として登場している。
余談
元はキリスト教の牧師だったが、200年前、極端な反思想を唱えたためにローマ正教から迫害されて、地中海近くの大寺院に幽閉されたが、1万匹のコウモリと過ごし人間の生き血を啜りながら驚異的に生き延びたとされている。
『仮面ライダーSPIRITS』では他の幹部同様、暗闇大使に操られる魂のない存在として登場。やはり空中戦に不利な仮面ライダーZXを苦しめるが、最終的に立花との特訓で村雨良が会得した「ZX穿孔キック」で吸血マンモスやザリガーナともども貫かれた。
尚、デストロンの幹部4人の内、単独でv3に勝ったのはこのツバサ大僧正だけである。
関連タグ
アンク・・・同じ鳥系幹部