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仮面ライダーV3最終回ネタバレを含む為、記事の閲覧には注意


詳細編集

スーツアクター:岡田勝/声:沢りつお/乃村健次(PS版仮面ライダーV3)

ヨロイ一族の長・ヨロイ元帥の正体であるザリガニ怪人。ヨロイ元帥の姿でマントを被り、脱ぎ捨てるといつの間にかザリガーナに変身している(しかも変身解除してヨロイ元帥に戻ると何故かマントを着けている)。

後述する通りネタ的要素も強いが、第51話でライダーマン/結城丈二を始末したり、最終回で再生怪人を率いてV3と少年ライダー隊を抹殺しようと企んだりと他の幹部3人怪人態よりは長く出演している。


最終回の戦闘で武器の鉄球をV3にちぎられたために変身。しかし戦闘では甲羅の爪をほとんどもがれたり折られたりした挙げ句、最期は奥の手も通じなかったV3(V3フルパワーを発揮している)に左腕のも折られ、V3フル回転キックを受けて元のヨロイ元帥に戻った(その時に左腕を失ったような描写が成されている)。


外見編集

頭部がザリガニになった赤い鎧の怪人。左腕が鋏になっており、背中には棘付の甲羅を着けている(甲羅は着脱可能)。他の怪人同様ベルトバックルデストロンのマーク。


能力編集

地中を高速で移動でき、発火性を持つを攻撃手段に持つ(最終戦では何故か使っていない)。

また、甲羅崩しという奥の手を持っているが、実はライダー史上でも一二を争う情けない技である(外した背中の甲羅を足で粉々に砕き、その破片を手で拾って相手に投げつけるだけ)。これはアメトーーク『仮面ライダー芸人』回でもネタにされており、主演の宮内洋の記憶にも強く残っていて、「可笑しかった」と突っ込まれていたほど。

これなら頭部のレーザーや左腕の鉄球を武器に持つ変身前の方がまだ強い気がする・・・

が、ブラック将軍など、終盤にかけて登場する幹部怪人は往々にして、変身すると弱そうになるということが多い。

漫画『仮面ライダーSPIRITS』では攻撃手段ではなく緊急脱出手段としてアレンジされており、ライダーマンが発射した特殊硬化ムース弾で動きを封じられた際に使用。甲羅を爆破することでムース(硬化すれば怪力のサイタンクですら動けなくなるほど頑丈)を除去して拘束から逃れた。

パチンコの『CR仮面ライダーV3』では超能力らしき力で砕いた殻を浮遊させ、マシンガンのように飛ばす演出となっている。



備考編集

昭和ライダーではよくある事だが、人間態を持つ怪人は大幹部クラスも含めて変身前と変身後で声や口調が変わる事が多い。

また、第51話でザリガーナに襲われた大学生を演じているのは次作『仮面ライダーX』でアポロガイストを演じる打田康比古氏である。同話で裏切り者として処刑された手下のi医師役で出演した故小倉雄三氏はウルトラセブン第30話で結城丈二役の山口暁氏と共演した。両作品には山口氏メインのシリアス話という共通点がある。


他媒体での活躍編集

漫画版編集

仮面ライダーSPIRITS』第三部ではバダンの手での無い状態で蘇生され、他のデストロン怪人とともに四国へと侵攻、愛媛県制圧を一任されていた。ライダーマンが四国へ侵入した際にはヨロイ一族を率いて襲撃したが、結城丈二が対ヨロイ一族用に開発していた特殊硬化ムース弾で動きを封じられてしまい、甲羅崩しを使ってムースから逃れた後、暗闇大使の命令で撤退した。

後に吸血マンモス死人コウモリ共々高知のバダンニウム採掘所でカニレーザーの援護に向かうが、仮面ライダーZXに3人がかりでも手玉に取られた挙句、ZX穿孔キックで3人まとめて粉々に吹き飛ばされた。


ゲーム版編集

プレイステーション用格闘ゲーム『仮面ライダーV3』では、使用可能キャラの1体として登場している。

オプション設定によりヨロイ元帥の姿から変身させることもできる。件の甲羅崩しも、バッチリ(?)再現されており、1度しか使えないが威力は高い。またを吐く「マーダーバブル」という技も使用できる。


また親衛隊戦闘員でバトルモードを勝ち抜くと、首領から「お前なら良い改造人間の素体になれそうだ」と称えられ、ザリガーナの姿に改造されるというエンディングが待っている。原作を鑑みると、それは光栄なことなのだろうか?


スーパーヒーロー作戦ダイダルの野望』では、甲羅崩しは甲羅を割って飛び散った破片で相手にダメージを与える技に変わっている。(しかも連発可能である)


小説版編集

HEROSAGA MASKED RIDER DEN-O ロスト・トレイン』では平成版のカニレーザーのようにかなりゴツいマッシブな姿に描かれている。本来の歴史通り、東京にプルトンロケットを打ち出そうとするが、「バカめ! 貴様らがいかに俊足であろうが、発射台までどれほどの距離があると思っている!」と高笑いするという盛大なフラグを立ててしまう。突如失踪したライダーマンの代わりに1974年に到達した乾巧/仮面ライダーファイズはザリガーナが前掲の台詞をベラベラくっちゃべっている間にアクセルフォームに変身し、マッハ55の超加速で一瞬にして到達、V3の代わりに首領と戦っていた城戸真司/仮面ライダー龍騎からそのことを指摘されたことで腰を抜かすほど仰天するという逆に気の毒になる程の道化ぶりを見せていた。


関連タグ編集

仮面ライダーV3 デストロン ヨロイ一族 部族怪人 結城丈二

プラチク星人:結城の中の人つながり


サブストワーム:同じくザリガニモチーフのライダー怪人。

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