概要
ヨロイ軍団とも呼ばれているツバサ軍団が滅んだ後に現れたデストロン第二次攻勢を支える結託部族の一派にして最後の刺客。甲殻類をシンボルマークとする。
族長は昭和ライダーシリーズ随一の冷血漢・ヨロイ元帥で、構成員は甲羅や貝殻、分離能力、透明化能力などの何らかの防御能力に重点を置いた性能を持ち、そうした生態を持つ生物の機能を移植された改造人間たちで構成されている。
この枠組みは設定上は存在しているものの、劇中では「ヨロイ一族」という呼称は一切されていない。
キバ一族やツバサ軍団のように構成怪人を各地から呼び出すのではく、ガルマジロンを始めとしてその都度、従来通りの改造手術によって生産されているようである。このため前の2部族よりも呪術的、部族的要素も薄い。
設定では元々はデストロンと対立していた組織で、敗れて軍門に下ったという。
所属怪人
他作品での登場
漫画『仮面ライダーSPIRITS』ではバダン製の改造素体から再生産された別個体群が登場。
デストロン怪人による四国襲撃作戦では徳島県制圧を担当。四国へ侵入した結城丈二・ライダーマンを迎撃した。
しかし、結城はヨロイ一族対策として特殊硬化ムース弾を開発しており、マシンガンアームによる遠距離攻撃を展開。弾自体は防げても硬化ムースによる拘束から逃れることは出来ず、パワーや防御力を封じられたヨロイ一族の怪人たちは瞬く間に全滅してしまった(ザリガーナだけは甲羅崩しで難を逃れた)。
余談
- シーラカンスキッド以降、オニヒトデ、挙句の果てにはカメレオン/吸血カメレオンなどの堅そうなイメージとは程遠い、しいていうならモチーフとなった生物の外見がなんとなく堅そうなイメージから選ばれたような生物がモチーフの怪人も含まれており、キバ一族やツバサ一族の怪人たちとは違い、統一感があまり見られないという特徴を持つ。
- これは元々、ヒレ一族、ナンタイ族、ツノ族となるはずだった怪人たちが、ライダーマンが思ったより人気が出たため、ヨロイ一族編が延長になり、ボツとなった結果、上記の部族怪人たちを流用することになった結果らしい。