カマクビガメ

かまくびがめ

『仮面ライダーV3』に登場するデストロン怪人

「死人に口なしだ!」

登場作品『仮面ライダーV3』

第43話「敵か味方か?謎のライダーマン」

第44話「V3対ライダーマン」

CV：槐柳二、谷昌樹(ゲーム版)

スーツアクター：岡田勝

概要

　ヨロイ一族所属のヘビクビガメ型改造人間。

　ヨロイ元帥に処刑されそうになったために部下と共に脱出した結城丈二を抹殺するべく出撃。結城の部下・片桐の妹で看護師の幸江を尾行して結城の潜伏先を発見。部下達を殺害すると結城の抹殺に係ろうとするが、突如出現したライダーマンと追跡してきた仮面ライダーV3に挟まれ撤退する(状況から結城がライダーマンの正体だということに気付きそうなのだが、カマクビガメ自身はヨロイ元帥がライダーマンの正体を見破るまで気づかなかった上に一瞬V3と勘違いしていた。更にV3もライダーマンを「姿が自分と似ている」と勘違いしている)。

　復讐のためアジトに乗り込んできたライダーマンを待ち構えていたが、V3の救援により抹殺は失敗。ライダーマンとV3が対立していることに目をつけた首領によりライダーマンにV3の邪魔をさせて共に葬ろうと青葉団地の住人を全滅させて二人を誘き出したがこれも失敗、幸江を誘拐して二人をデストロンの死刑室で葬ろうとする。しかし一時的であるがV3とライダーマンが連携して幸江を奪回して形勢が不利になり、V3を飲み込もうとするも体内からV3脱出パンチを食らって爆死した。

　ちなみに仮面ライダー史上初、子供に手をかけた怪人であり、前述の青葉団地で食事をする親子一家をデストロンガスで殺害した。

能力

　手から子亀達を射出し、これからデストロンガスを噴出させる。ガスの効果はまちまちで、V3に口を割られそうになったデストロン戦闘員を爆殺したり結城の部下二人を焼き殺した一方で、大量の子亀を放ったのにライダーマンには致命傷にはならず、青葉団地の住人は遺体が残ったままだった。

　首を伸ばして相手に噛み付く戦法も多用したが、首は硬くないためV3に踏まれて痛がっていた。

　他人の声を真似することもでき、片桐の声を真似て仲間を油断させたり、青葉団地では赤ん坊に化けて結城が抱き上げたところを体重を1トン近くまで増やして押し潰すという子泣き爺みたいなこともやっている。

PS版『仮面ライダーV3』

　「カマクビガメは誰を追う?」で登場し、ここでの行動次第でライダーマンの使用条件となる特別編ルートへの分岐となる。

仮面ライダーSPIRITS

　他のヨロイ一族と共に、四国にてライダーマンと交戦。ライダーマンが原始タイガーから鹵獲したバイクに撥ねられてもびくともしなかった。

　最後は結城が開発した特殊ムース弾で固められた。

余談

カマクビガメに殺された片桐以外の結城の助手の名前は、平亨と阿部征二。

二人の名前は仮面ライダーシリーズのプロデューサーの平山亨氏と阿部征司氏から取られている。

関連項目

デストロン怪人

ヨロイ元帥　ヨロイ一族

結城丈二　ライダーマン　片桐二郎　片桐幸江

カメストーン　ウツボガメス　カメバズーカ　奇械人ゴロンガメ　ゾウガメロン　イワガメ怪人

タガメラス メ・ガリマ・バ：子供に手をかけたライダー怪人。前者は子供の血を全て吸い尽くし、後者は親子共々斬首した。