「綺麗な惚れ惚れするようなオーロラだろう!!」
CV:辻村真人 人間態:中井啓輔(偽ロバート田中) スーツアクター:岡田勝
概要
『仮面ライダー』第50話「怪人カメストーンの殺人オーロラ計画」に登場する、アオウミガメの能力を持ったショッカーの新型改造人間。出身地は諸説あるが、最有力候補は南氷洋。
自身が作り出した“殺人オーロラ”を使い、世界中の人間達の抹殺を目論む。鳴き声は「エエェーッ」。
ちなみに2号編で2号ライダーが最後に1人で倒した怪人でもある。
能力
指先から放つ光線で、空に“殺人オーロラ”を投影することが出来る。このオーロラを見た者は最初に視力を失った後、目から次第に腐り始めて行き、最終的には全身が溶けて死んでしまうという恐ろしいものであり、その効果は改造人間である一文字隼人=仮面ライダー2号にも効果があるという恐るべきものである。
また、人間の姿に擬態することが出来るほか、背中の甲羅を外して投げつける「フライング・シェル」という必殺技で敵を切り裂く。
ただし、一度この攻撃をかわされてしまうと甲羅を拾い直すまで再び投げる事ができない上に無防備な背中が露出してしまうという弱点を抱えている。
また設定上は、甲羅に手足を引っ込めた状態で火を噴くことで飛行することができるとされる。
活動歴
“殺人オーロラ”を使って次々に人々を襲撃して行き、一文字隼人も初戦において失明させることに成功。
その戦果に満足したため一時撤退し、滝和也がアメリカから呼び寄せたFBI捜査官ロバート田中を殺害し、彼に成り済まして隼人と滝を抹殺しようと企てる。(隼人には彼の乗っていたバイクのガソリンと目薬をニトログリセリンにすり替えていた)
しかし、夜な夜な隼人が目が見えないながらもバイクの練習をしていると思い、バイクを調べた立花藤兵衛にガソリンとニトロをすり替えたことを気づかれ、隼人は彼を全く信用していなかったため失敗に終わってしまい、滝を処刑する為に営業中止状態に陥っていた向ケ丘遊園へと誘き寄せた所へ目が完治していない隼人=仮面ライダー2号が駆けつけたために正体を現し、戦闘へと突入。
視力を完全に失っているライダーはその優れた聴力により足音を聴き分けて戦いを挑むが、その途中で“殺人オーロラ”の症状が進行したのか突如としてライダーの目が痛みだし、その隙に乗じたカメストーンは遊園地のアトラクションを動かしてライダーを混乱させる。
しかし滝がアトラクションのスイッチを切って騒音が止んだ事で形勢は逆転。
最後は投げ返された甲羅が直撃し、その一瞬の隙を突いて繰り出された『ライダーキック』の直撃を受けて爆死。
それと同時に“殺人オーロラ”の効力も消え去り、ライダーを始め視力を失った人たちの視力も完治するのだった。
その後の活躍
映画『仮面ライダー対ショッカー』において再生怪人軍団の一員として登場している。
また、PS2専用ソフト『仮面ライダー 正義の系譜』において邪眼の手により再生復活を遂げ、1974年の時代で死神博士の計画に必要なコバルト爆弾が貯蔵された倉庫の守衛を務めており、仮面ライダーV3とハリケーンでのバイクアクション終了後に壮絶な死闘を演じる事となる。
ちなみにゲームでの“殺人オーロラ”の効力が原作と異なり、ライダーへと変身する為に必要なエネルギーゲージを吸い取って変身を解除させるものへと変更されている。
しかも、投げつけてくる甲羅は投げる回数が無制限であるという地味なパワーアップを遂げていた。
最後はV3に敗れコバルト爆弾の計画を阻止されてしまった。
余談
登場シーンで、登場した途端に主題歌「レッツゴー!ライダーキック」のメロオケが流れているのでどこかシュールであった。
『ちびまる子ちゃん』で当時仮面ライダースナック関連の社会問題を取り扱った第40話「男子対女子大戦争」においてまる子が引き当てたカードがコイツだったりする。彼女は隼人のカードを狙っていたのだが……。
関連項目
亀仲間
昭和ライダー
ウツボガメス、カメバズーカ、カマクビガメ、奇械人ゴロンガメ、ゾウガメロン、イワガメ怪人、ガイナギンガム
平成一期
ゴ・ガメゴ・レ、トータスロード、トータスアンデッド、オトロシ、ウラタロス、 仮面ライダー電王ロッドフォーム、トータスイマジン、トータスファンガイア
平成二期
リクガメヤミー、仮面ライダーオーズブラカワニコンボ、シンムグルン