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トータスイマジン

とーたすいまじん

トータスイマジンとは、仮面ライダー電王の第21-22話に登場したイマジンである。
目次 [非表示]

「よしわかった、課長だな」


CV:落合弘治

概要

菓子メーカー「じゃぽーね製菓」の営業マン・田中と契約した敵イマジン。身長200㎝、体重131㎏。

2体に分裂出来る能力を持つ。ウサギ耳が無い本体は口から鉄球を連射して攻撃できるが殺傷能力は低く、人間を入院させる程度。耳のある分身体は見た目によらず身軽な動きが得意。


外見

緑色カメ怪人。同じカメでもウラタロスのようにスマートな体型では無く、巨大な甲羅を背負った鈍重そうな身体つきをしている。2体に分裂した時の差異はウサギ耳の有無。

ウサギとカメ」のリクガメをモチーフとして実体化したが、ウサギにも見えなくもない風貌。


カメの本体は常に猫背で爪を噛みながらぼそぼそ喋り、ウサギ体は常に飛び跳ね甲高い声で喋るハイテンションな性格。


契約者の願い(?)

願い事(?):「上司である課長の飯島を痛い目に遭わせたい」

対応する時間:2006年11月29日


田中は元は事業部にいたようだが、菓子メーカーの展示会に遅刻したことで営業マンの地位に左遷された。

それも何の事情もない単純な過失であり、時間を守らない、それも失敗すれば会社に損失が出るであろう日に遅刻するという社会人としてあってはならないミスに、「クビにならないだけありがたいと思え」という飯島の台詞は至極正論である。

営業の仕事中も一方的に不貞腐れて業務もおざなりだったりと、劇中描写を見る限り真面目に仕事に取り組んでいるようにも見えないため不真面目な気質が招いた因果応報の事態と言えるだろう。


活躍

営業として屋外で菓子セットを売っていた田中の近くをエネルギー体の状態で徘徊した後、気配に鈍感なデネブの隙を突いて(田中の疲れ果てた様子に「人助け」としてデネブが売り子を勝手出た)、寝つき出した田中に願い事を言うよう迫るが、「課長のバカ野郎、こんな仕事回しやがって」という彼の寝ぼけた言葉(というかぼやき)を願い事だと解釈(その際、上記の台詞を発した)。


そして飯島が乗り込もうとする営業車で待ち伏せ。「お前に痛い目見せたいってさ」と、契約者が飯島の部下であることを告げた上で分身して挟み撃ちにし撹乱、鉄球を連射して気絶させ病院送りにする。

これで望みを果たしたと判断、田中の元へ戻り「過去の扉開けろ!過去の扉!!」と脅迫するが、扉をこじ開けようとするも田中はただ痛がるばかり。そして当然ながら田中が願い事を覚えていないことが発覚したため、「お前、マジか!?」と憤慨して鉄弾を乱射。救急車で病院送りにした。


(偶然なのかは不明だが)田中と飯島は病室のベッドで揃って両手足を釣られた状態で隣り合わせとなる。

田中が主犯だと踏んで涙声で糾弾する飯島の姿に(曰く「そんな馬鹿をするのはお前ぐらい」とのこと)、田中は契約を思い出し、責める課長に平謝りするばかりの田中の元へ現れて、契約完了として過去へ飛んだ(その際に「過去への扉が思ったより小さい」と文句を言っていた)。


そこに追いかけてきた電王ロッドフォームが対峙。分身を生み出し、ウサギに相手取るうちに背後から鉄弾を浴びせる数の利で上回るも、駆けつけたゼロノスがウサギ側の分身を相手にする。

カメ対決はデンガッシャー・ロッドモードで一方的に追い詰められ、ウサギ体はゼロノスがアルタイルフォームにチェンジして対峙。

それぞれロッドフォームのソリッドアタック、アルタイルフォームのスプレンデッドエンドで撃破された。


その後ギガンデスヘブンギガンデスヘルに変貌して暴れるが、ヘブンはイスルギのレドームで追跡し撃破、あわやヘルが逃げ切るかと思ったところにゼロライナーが登場。

ドリルでカブトムシ相撲さながらの角のぶつかり合いの末上空に飛ばした後、ゼロライナーをバトルモードに展開させナギナタの回転翼を展開させてヘリコプターのように浮上。攻撃をかわし続ける。

一発当たり墜落と思われるも、ナギナタが回転翼でヘルを通過。輪切りにされて爆散した。


田中と飯島が松葉杖をついて売り場に向かうと、(紆余曲折あってデネブから売り子を代わっていた)良太郎、ハナとナオミの尽力あって菓子セットは完売。飯嶋は田中の功績と思い違いして素直に褒め称えるのだった(そして田中もさも自分の手柄かのように「楽勝ですよ」と調子よく返していた)。


備考

モチーフが被る為か、交戦したウラタロスからは「カメは1人でいいんだよ!」と言われた。


本体及び分離体の声を演じた落合氏は平成ライダーシリーズでの出演は今回が初であり、『星獣戦隊ギンガマン』の黒騎士ブルブラック以来9年ぶりの特撮出演となった。


契約内容の対象である飯島のみならず、契約者である田中さえも病院送りにするなど行動は決して穏やかとは言えないものの、間の抜けた雰囲気からか劇中では終始コミカルに描かれており、戦闘シーンを除きこのイマジンの登場シーンでは普段ならコメディシーンで使われるBGMが流れていた。

また前後編の2話に跨って登場したイマジンの中では唯一、後編の過去へ飛んだ先でしかライダーと戦闘していないイマジンである(他のイマジンは契約を実行している最中に見つかったり早くも前編で過去へ飛ぶなどしているため、少なくとも1回は前編にも戦闘シーンがある)。これは前編で電王(リュウタロス)とゼロノス(侑斗)の戦闘に発展したことや、契約内容がイマジンにとっては比較的簡単だったことが理由と思われる。


特筆すべきはその着ぐるみの改造で、トータスイマジン(耳を付けてトータスイマジン分離体)⇒白と黒で塗り直した上に耳に毛を生やしてラビットイマジン⇒甲羅を毛に置き換えてパンダラビットイマジン(声も同じ落合氏)⇒黒い部分をピンクに塗ってピンクラビットイマジンという珍妙な遍歴をたどった末、5代後の作品うさぎ座のゾディアーツのシルエットに流用された。


関連タグ

仮面ライダー電王 敵イマジン ウラタロス

ミドリガメ:正式名:ミシシッピアカミミガメ。側頭部に赤い耳のような模様がある為、恐らくモチーフの一つ。

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