「私たちは人類を持続可能な幸福へと導く愛の秘密結社なのです」
「あなた様の理想を実現するお手伝いをさせてください」
「やはり人間は面白い!」
声:松坂桃李
概要
スピンオフ漫画『真の安らぎはこの世になく』が初出。
イチローが父・弘に連れて来られたSHOCKERの施設で出会った、ダブルのブレザーにネクタイ姿のアンドロイド。
元々はジェイという名だったが、アップデートに伴い現在の名に変わった。
イチローが願う“暴力のない世界作り”を素晴らしいと称賛し、その理想を叶えるための手伝いをしたいと彼の教育係を買って出る。
今は亡きSHOCKER創設者に代わり、組織の運営を務めているアイという謎の存在に従っており、アイの指示で組織のメンバーの1人であるイワンに肩入れしている。
『シン・仮面ライダー』本編
映画本編にも登場。SHOCKERを運営する人工知能アイの代理人として、組織の運営を担う。
役割は漫画版と変わっておらず、外世界を観測しつつ、緑川ルリ子と本郷猛の動向を注視している。
また「外世界観測用自律型人工知能」という別名通り、アイの「目」というべき役割を果たしており、ケイが外で得た情報は全てアイの元へと送られている。
物腰は誰に対しても丁寧で流暢な日本語で会話するが、英単語に関してだけ日本語のカタカナ英語ではなく、ネイティブ発音で喋る。
人間の言動や思考を学習する途上にあり、戦いの果てに上級構成員が死亡した際は胸ポケットに白い花を飾って哀悼の意を示している他、ルリ子からは「お世辞を覚えたの?」と皮肉交じりに評されている。
作中ではルリ子やオーグメント達へ接触しているが、仮面ライダーとオーグメントの戦闘の観測に徹しており、どちらにも肩入れしない中立な立場として戦闘には一切介入しない。イチローの死後もその光景を見届けた上で、何処へともなく去っていった。
余談
- ケイの前身であるジェイはキカイダーがモデルとされ、ホビージャパン掲載の小説『KIKAIDER00』では並行世界におけるキカイダー00の姿としてKが登場するなどの縁が見られる。
- 上述の通り、英単語だけやたらネイティブな発音をするが、この理由については『真の安らぎはこの世になく』にて驚愕の真相が語られている。アップデート前のジェイの時点で既にネイティブ発音をしていたが、ケイタイプにアップデートされてからしばらくはカタカナ英語で発音していたようである(1巻および3巻のオマケ漫画)
- 映画で声を担当した松坂氏は、同じ東映特撮シリーズの『侍戦隊シンケンジャー』にて志葉丈瑠/シンケンレッドを務めていたが、仮面ライダーシリーズへの出演は本作が初となる(『シンケンジャー』出演時、『仮面ライダーディケイド』のコラボ回でディケイドと共演した経験はあるが、オリジナルキャラクターとしての出演は本作が初となる)。
- また、「シンケンジャー」のキャストが仮面ライダーシリーズに出演するのは、『仮面ライダー555』にて海堂直也/スネークオルフェノク、『仮面ライダーゴースト』にて宮本武蔵、『仮面ライダーセイバー』にて富加宮隼人/仮面ライダーカリバーを演じた唐橋充(腑破十臓)『仮面ライダーセイバー』にてマスターロゴスことイザク/仮面ライダーソロモンを演じた相馬圭祐(梅盛源太/シンケンゴールド)に続き3人目である。