概要
石ノ森章太郎原作の特撮番組『ロボット刑事』の主人公。作中では「K」とだけ呼ばれる。「K」と言う名前の由来は不明(機械のK、刑事のK、生みの親である霧島のKなど諸説あり)。
警視庁に配属されたロボットで、バドー(漫画版ではRRKK)の起こす怪事件を捜査する。当時の特撮では珍しく、一切変身せず最初からヒーロー形態の主人公であり、戦闘時には邪魔になるためトレードマークの赤いジャケットと白いスラックス、黄色い帽子を脱ぎ捨てて全裸で戦う。
普段は力がありすぎるためリミッターが掛けられており、服を脱ぐことで通常時の5倍のパワーが出せる。
メイン画像と上の画像では目の色が異なるが、これは感情によるもの。顔が動かせないため、普通は黄色い目をしているが、怒った時には目が赤く、哀しい時には青くなる。
体内には原子炉が内蔵され、火星や深海1000mでも活動可能。
KIKAIDER00の設定ではキカイダー00の並行世界での姿とされており、良心回路を組み込まれずにこの世に生み出されたのが、キカイダー00と言う事になる。また、製作者も異なり、00としての生みの親は海野博士となっており、Kは00に倒される役割で登場する。
能力
科学技術の粋を重ねただけあって戦闘力は高く、パンチで厚さ3㎝の鉄板を貫きキック一発で自動車を破壊するほどの怪力を有し、装甲も非常に頑健(漫画版ではライフル弾を無傷ではじき返していた)。
必殺武器は右胸に隠されているロボット破壊銃。
両目には顕微鏡付きの分光スペクトル探査機と赤外線スコープ、胸には半径1㎞を索敵するレーダー、耳には超音波ソナー(漫画版ではそれに加えて嘘発見器)が仕込まれており、悪は決して逃さない。
両手には火炎放射器と消火器が仕込まれている。足にはジェットエンジンがあり、空を飛ぶこともできる。
再改造
後にバドーロボットに対抗するため(漫画版では自我で封印していた)、真っ赤なボディの強化形態が登場した。
「ブローアップ!」の掛け声と共に変身すると頭部からは機関砲、肩からミサイル、腕からバルカンが出現し、敵を粉微塵に粉砕する。
愛車
東映ヒーローと言えばカッコいいスーパーメカがトレードマークだが、勿論Kも愛車を持っている。
ジョーカーの名を冠するその覆面パトカーは最高時速500㎞/hを叩きだし、搭載されたAIによりKの意志通りに操作できる。更に翼を出して時速800㎞/hで空を飛ぶこともできる。ガス弾や爆弾などの武器も搭載している(漫画版に至ってはミサイルを撃ち出して戦闘機とドッグファイトしていた)。
ベース車両はヨタハチことトヨタスポーツ800。
関連項目
アクマイザー3:同じく最初からヒーローの姿であるヒーロー。
ドンムラサメ:「マザー」に従い戦う戦士という点が共通しており、恐らくKをモチーフにしていると思われる。
Q(ストリートファイター):見た目がまんまなKのパロディキャラ。
外世界観測用自律型人工知能ケイ:映画『シン・仮面ライダー』のスピンオフ『真の安らぎはこの世になく』に登場する、Kをモチーフとしたアンドロイド。