概要
カメレオンの中でもメジャーで、頭部が恐竜のトリケラトプスに酷似しているカメレオンである。
形態
全長16~38cm。全身は不均質な粒状の鱗で覆われ、特に頭部の鱗は大型である。また、後頭部を覆う皮膚の飾り(後頭葉、ローブ)が無いのも特徴。背面の正中線上には棘状の鱗(クレスト)があり、尾の基部まで並ぶが、喉や腹面の棘状の鱗は発達しない。
成体のオスには吻端に一本と額に左右一対の角が一本ずつと合わせて三本の角が生える。また、興奮すると側頭部が青く変色する。
分類
生態
標高1,600-2,200メートルの山地の森林に生息。オス同士は噛み付いたり角を突き合わせて戦う。
繁殖形態は胎生で、1-3月に交尾を行う。一回に7-51匹の幼体を産む。
食性は肉食性で、主に他のカメレオンと同様、昆虫を主食としている。