曖昧さ回避
環境保護団体としてのグリーンピース
国際組織としてのグリーンピース
本部はオランダのアムステルダムに置き、世界55以上の国と地域で活動している。(相手の生命・身体を傷つけない範囲で)直接的なパフォーマンスを重視する活動を展開し、これを「平和的直接行動」と称する。
反原発や反捕鯨の活動で知られるが、先住民・生業捕鯨や鯨肉食文化は否定していないため、一切の捕鯨を否定する他の反捕鯨団体からは攻撃されることもある。暴力的行動で知られるシーシェパードはここの元メンバーが「実力行動も辞さない」として離反したものであるが、 そのために非暴力活動を旨とするグリーンピースまでもが「エコテロリスト」扱いされる風評被害が発生している。また企業等から多額の資金を募っているが、そのため金銭トラブルも数多く報道され初代会長のパトリック・ムーアが離反した逸話は有名である。
日本国内のグリーンピース
日本国内では「グリーンピースジャパン」というNGO団体が存在する。
事務局長など幹部は数年の任期で交代する制度になっており、かつては福島瑞穂の夫である海渡雄一が理事長、いしだ壱成の伯父である星川淳が事務局長を務めた時期がある。
本家と主張は大差ないが、目的のために行動を選ばない部分も共通しており2008年には鯨肉の横領疑惑の調査のためと称して、運送会社の店舗に侵入して窃盗をはたらいたとして幹部が逮捕されている。このとき逮捕された2人のうち1人は後に団体の事務局長となっている佐藤潤一である。
また「環境に優しい企業」をランクづけするなどして発表しているが、これらの基準は不透明な面があり、「自分達と対話しない」とした企業を悪く書き立てることもあるため事実上のみかじめ料要求とみる向きも多く、任天堂には一蹴されている。「暴緑団」という批判的なネーミングもされている(当然だが、グリーンピースが直接的暴力・破壊行為に及ぶことはない)。