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エコテロリスト

えこてろりすと

エコテロリストは、自然環境への打撃を与えること、または環境保護を理由に破壊活動やテロ活動を行う集団や人物のこと。
目次 [非表示]

解説

自然環境に関わるテロリズムを行う集団人物のことであり、定義としては、

  1. 政治的なテロリズム・あるいは単なる迷惑行為で、他者の自然環境に損害を与えることを目的とするテロ行為
  2. 環境破壊と見なした活動妨害を理由に行われるテロ行為

の二通りの意味が存在する。


前者は悪意を持って外国や、気に入らない他人の土地に特定外来生物を放ったりや物を撒く行為である。軽度な物では他人の土地に塩を撒いたりミントテロも含まれる。くれぐれもマネしてはいけない。

えんがいのサクナヒメ

自爆エコテロ…?(→カルタゴ農法


前者は古代ローマが敵国カルタゴを焼き討ちにした後、農業が出来なくなるよう土壌に塩を撒いて滅ぼした伝説があるくらい大昔からある迷惑行為だが、現在(平成~令和)の日本においては後者の意味として用いられることのほうが多い。以下詳細。


過激派環境保護団体の詳細

地球環境保護動物愛護などの目的を掲げてはいるものの、放火爆破破壊略奪脅迫誘拐拷問傷害海賊行為等、犯罪・反社会的行為を確信犯的に正当化する主張を展開する個人や団体等が分類され、日本ではシーシェパードによる捕鯨反対活動によって引き起こされた事件が大きく取り上げられたことなどから一般にも認知されるようになった。

分派等

例えばシーシェパードの元となったグリーンピースのような大きな環境保護団体となると全体建前上の方針としては「非合法な行為は認められない」としながらも、本音、あるいは内部に「非合法活動であろうと妨害のためにはやむを得ない」とする急進派・過激的強硬派を派閥として含んでいるものもあり、その場合の議論は分かれるところである。

転じて

この状況から、目的達成の為に非合法な活動や行為(美術品の損傷や競技場内への侵入)などを実行する環境保護団体( 自称偽装されたものも含む )に対する蔑称として用いられる事も多い。

有名な団体


地球解放戦線と動物解放戦線は実質的には同じ団体(ただし、後述の通り団体と呼ぶべきかには注意が必要)で、環境保護を名目とする活動を行なう際は前者を、動物愛護を名目とする活動を行なう際は後者を名乗る。

地球解放戦線・動物解放戦線はイスラム過激派におけるアルカイダのように「自分達の理念に賛同する者はELFまたはALFを名乗ってよい」としており、指導者や命令系統が有る組織・団体と言うよりも無数の小さなチームの集合体。人手が必要な犯行を行なう場合も、犯行ごとに小さなチームが集まり、終れば解散となる場合が多い。

このような、いわば「組織と呼べないが組織のように機能する」体制となったのは、創設者が、もし自分が逮捕・殺害されても活動が継続する方法を考えた結果。いわば「組織内組織」間の連絡などはインターネット経由で行なう場合が多く、インターネットの普及・発達にともなって可能になった新しい組織形態と言える。

たとえば、同じ犯行に関わった者達でも、実行部隊/情報収拾部隊/物資調達部隊などは他の部隊のメンバーがどこの誰かを知らず、誰かを逮捕出来ても「芋蔓式に他のメンバーも逮捕する」というのが困難な場合も多いのが特徴。

また、ある企業を狙う場合は、標的となる企業そのものを直接攻撃せずに、下請や関連会社(例えば、従業員向けの託児所の運営を委託されている会社など)を狙うなど、他のエロテロリスト団体に比べて犯行内容も過激で悪質な場合が多い。(逆に、エコテロリズムこそ「正義」と考えた場合には、極めて効率的・現実的なやり方となる)

日本ではグリーンピースやシーシェパードのような「明確な組織がある」集団が「エコテロリスト」として注目されるが、欧米では「分散型の組織」「組織と呼べるかは議論の余地が有るが組織のように機能する」集団の方が「エコテロリスト」として注目される場合が多い(後者の方が、犯行が過激・悪質な傾向が有る上に、構成員を逮捕するの困難なのも一因)。アメリカでも保守的/アンチ・リベラルな住民が多い地域では「反エコテロリスト活動が過激化しすぎて、どっちがテロリストか判らなくなる」という本末転倒な事態さえ起きている。


JUST STOP OILや最後の世代などは、美術品を損壊したり、救急車の往来を妨げるなどの行為も辞さない。


環境保護」と「動物愛護」の混同に対する注意

この項目でも一部混同されているが、「環境保護」と「動物愛護」は本来全く違う理念である。

「環境保護団体」は地球環境(小規模なら地域の環境)を守る目的の団体である。

どのような生物も増え過ぎれば生態系の破壊者となりかねないため、特定の動物や植物だけを守るのは本来環境保護では無い。

ゆえに「環境保護」だけを目的とする団体や個人は環境を守るためには特定外来生物など生態系を破壊しかねない動物や植物は駆除するのもやむなしと考える。

一方、「動物愛護団体」は「外来種とはいえ、人間の都合で持ち込んだ生き物を人間の都合で殺すのは良くない」と考え、「環境保護団体」と対立する事もある。

しかし、「何はともあれ動物の命優先」であり、人間や家畜への被害が出ていても「かわいそう」と宣い抗議や妨害に走る頭お花畑も往々にして存在する。(彼らにとって人間も家畜も動物ではないらしい)

両者を纏めて「エコテロリスト」と批判する人もいるが、きちんとした知識が無いと、その批判さえ「エセ科学」となりかねないため注意が必要である。


フィクションにおけるエコテロリスト

基本的には敵として登場する事が多いが、その大義故に単純な「悪」として切り捨てられないグレーな存在として扱われる事がある。それどころか、主人公がこうしたテロ組織のメンバー、或いはリーダーとなり、民間人の犠牲を伴うテロ行為に走る作品も存在する。

人外キャラクターなら「地球を守るためにも人類を滅ぼすべき」という主張さえある。


組織


個人


最後に

「エコテロリスト」という言葉は現在(平成~令和)の日本においては後者(過激派環境保護団体)の意味として用いられることのほうが多い…と前述したが、2023年(令和五年)にビッグモーター社店舗前連続除草剤散布街路樹枯死事件が発覚したことによりまた人々の意識も変わりつつある。


諸外国の理不尽な要求やSDGsへの反発、過激派環境保護団体への反感を持つ人も、人が地球に住み続ける限り自然と共生しなければ生きていけないし、パワハラ社内いじめ環境破壊とあらゆる悪事を働いたビッグモーターを反面教師に改めて自然を守ること、緑を大切にすることを出来る範囲で考えてみてはいかがだろうか。


関連動画


関連タグ

環境問題動物愛護…本来「ノットイコール」の理念であり混同に注意。

テロリズム テロリスト

反核 過激派 愛誤 動物愛誤


エロテロリスト…唐突に脱ぎだして当記事のようなことを主張する者も存在する。


ビッグモーター社店舗前連続除草剤散布街路樹枯死事件ビッグモーターがやらかした街路樹に対するテロ事件…と言っても過言ではない。緑は大切にしましょう。


外部リンク

wikipedia:エコテロリズム


【話通じない系】環境活動家が救急車両を妨害... 司会者「お前らの行動で人命が失われる」 環境活動家「食糧危機なの!!!」

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