アラン・ジョナ
あらんじょな
エコテロリズムに傾倒する傭兵で、今作の人間側における悪役の一人。
元イギリス軍の大佐で、MI6のエージェントでもあった。
戦場に長く身を置くうちに人間という存在そのものに失望、「人間は愚かな存在故に怪獣によって滅ぼされるべき」という思想を持つに至り、自身の組織を結成した後はその活動資金稼ぎのために怪獣の体組織などの売買などを行っていたという。
モスラの監視が行われていた61前哨基地を傭兵部隊を率いて襲撃、同地に勤務していたMONARCHの科学者であるエマ・ラッセル博士と娘のマディソンを拉致し、更に彼女の開発した怪獣を覚醒させられる装置の「オルカ」も強奪した。
以下、『キング・オブ・モンスターズ』ネタバレ注意
しかし、実はエマとはかねてから繋がっており、上記の襲撃事件もMONARCHの目を晦ませるための出来レースに過ぎなかった。
彼女の唱える怪獣による地球再生計画を遂行するため「オルカ」を使ってゴジラと並ぶ強力な怪獣と目されるギドラを最初に目覚めさせるが、実はギドラは宇宙怪獣であり、地球に秩序をもたらすどころか混沌を巻き起こす存在であることが判明、しかし、アランは寧ろこれで人類の滅亡が早まると静観を決め込む。
それがアラン達に協力しつつも人類の数を減らしてもあくまで怪獣と共存する世界を目指していたエマ博士の反発を誘い、さらにオルカを持ち出して逃亡したマディソンの処遇を巡って離反されてしまうが、今更何もできないと判断したのか制止はしたものの暴力に訴えてでも止めようとはせず、そこで彼女と決別する。
その後、ゴジラによってギドラが倒された後、アランはオキシジェンデストロイヤー(モンスターバース)のせいで魚が取れなくなり経済的に困窮していた島の漁師が近海で引き上げたというあるものを見せられる。
それを見たアランは即決でそれを購入するのだった。
『ゴジラvsコング』では登場しないが、この時彼が購入したものが紆余曲折を経て巨大テクノロジー企業:エイペックス・サイバネティクス社へと渡り、最大最悪の兵器の素体として利用されてしまうことになる。
『ゴジラxコング:新たなる帝国』でも登場せず。