ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

カルタゴ農法

かるたごのうほう

カルタゴ農法とは、ゲーム「天穂のサクナヒメ」における、稲作初心者が陥りがちなNG農法の一つ。
目次 [非表示]

概要編集

ゲーム「天穂のサクナヒメ」における稲作はかなりガチめに作られており、農林水産省のガイドラインを見てやった方がいいとすら言われている。


その中でも、トライフォース農法ルイセンコ農法と並んでサクナヒメ三ダメ農法として有名なのが、このカルタゴ農法。

天穂のサクナヒメと言うゲームにおいて、塩は調味料としてだけでなく、除草剤・防虫剤として一定の効果をもたらすアイテムであり、稲作パートにおいては雑草を抜く手間を省くために重宝される。

しかし、農業というのは何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉が当てはまる。

この塩を田んぼにやり過ぎると塩害のバッドステータスが入り、現実の農業さながら、稲が枯れてしまう。


詳細編集

当然のことながら「天穂のサクナヒメ」というゲームをやる人間は、その多くが農業などやったこともないド素人である。

その為、肥料や雑草抜き、その他さまざまな農業にまつわる事柄の複雑さや仕事量の多さに戸惑い、何をどうすれば良いのか、基本的なことも分からない。

結果、トライフォース農法こと、とにかく肥料の質をマックスに高める手法を使い、病気害虫雑草祭りという、どこからどう手を付ければいいのかも分からないバッドステータスの数々に悩まされることになる。

そんな中手に入る塩は、病気・害虫・雑草全てに効く便利アイテムとして登場し、更には塩の副作用である毒性を緩和できるアイテムが塩とほぼ同時期に手に入ることもあって喜び勇んで飛び付くのだが、これは初心者に仕掛けられた、制作側による一種のデスコンボである。

なにせ毒性と塩害は別のステータスなので...。

えんがいのサクナヒメ


ご丁寧にも日頃の食事の排泄物にも塩分が含まれているため、塩分量の管理は怠らないこと。


対策編集

掛け流し(入水樋と出水樋を両方開きっぱなし)にすると塩害ゲージが徐々に減少する。

また、土中の過剰な塩分が原因なので、緊急で対処したい場合は『剪枝の妙薬』を与えよう。


由来編集

歴史好きの人ならば一目瞭然なのだが、名前の由来は古代ローマが敵国カルタゴを焼き討ちにした後、農業が出来なくなるよう土壌に塩を撒いて滅ぼした伝説から。

由来からしてNG臭がぷんぷん漂うが、塩を撒いたのはローマ人であり、撒かれたカルタゴへの風評被害とも言える。

塩振る人


このような事が起きないためにも、カルタゴは滅ぶべきである


緑の革命編集

カルタゴ農法とトライフォース農法を組み合わせることで、トライフォース農法の最大の問題点である「雑草の増殖」とそれに伴う「栄養の占有」(害虫は雑草の増殖に伴う副次的なモノなのでここでは関係ない)を逆手に取り

過剰に増えた雑草が栄養をかっ喰らうことで同時に多すぎる塩も吸収し塩害をモロに喰らって駆逐、それによって塩が減って稲の方は最低限のダメージで済むうえ、元より栄養は過剰気味なので充分育つ余地が残る、というように力づくでコメの生産量を増やす方法。

名前の由来は、まんま歴史上に存在する数少ない成功した農法から。(参照:Wikipedia

最適とは言えないが上手くやれば安定した収量を確保でき、1つの解と言える。


しかしその途中過程で塩を増やしすぎるとあっという間にカルタゴ行、かと言って肥料を増やしすぎればトライフォース行、と繊細な調節が必要なためかなりの上級者向けテクニックである。


また、肥料の確保が難しい離島では海水の塩分を希釈し、これを稲が枯れない程度に薄めた塩水を散布して離島の土壌と合うように調節している。

実際に隠岐の島では“藻塩”という海藻を煮詰めて作った貴重な塩をこれを稲が枯れない程度に薄めた藻塩液を散布して “藻塩米”を作っている。(参照インタビュー, 同記事のPDF


ちなみに米以外でも、台風で塩害を受けた際に多くの葉物野菜が塩害を受けたがネギは被害が少なく通常よりも甘みが増していたことから生まれた海水を使用して育てる“九十九里海っ子ねぎ”、茨城県鹿嶋市の収穫前に海水を散布する“汐菜キャベツ”、高知県高知市一宮徳谷地区の汽水域で土壌の塩分濃度の高い地域で育てる“徳谷トマト”等の塩の利用が行われている。上記の隠岐の島での藻塩を使用した農法は米以外では古くから行われており、米はこれを利用している。


余談編集

なお、現実でも土壌に塩を撒く行為は撒いた場所に草木が生えなくなるどころか配管コンクリートすら腐食させ、周りを深刻な環境破壊に追い込むため、絶対にやめてほしい。


関連タグ編集

天穂のサクナヒメ 塩害

除湿剤:空気中の水分を集めるのに塩化カルシウムを利用しているものが多く、中にたまった水(塩化カルシウム水溶液)をプランターや花壇等に捨ててしまうと塩害を受けてしまう。


トライフォース農法

ルイセンコ農法


カルタゴ滅ぶべし

SCP-2513

関連記事

親記事

天穂のサクナヒメ てんすいのさくなひめ

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 526466

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました