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概要編集

cv:小日向みわ / 英:Cindy Robinson


ヤナト神族の主神であり、世界を創った創世樹の化身。

正式には「カムヒツキノミコト」と、作中の神々でも唯一「ミコト(命)」の字を持つ。

代替わりを重ねていくらか力を落としているものの、依然として影響力は絶大。

饌殿をぶっとばしてしまったサクナに対し、罰としてヒノエ島の調査・開拓を命じる。


その容貌は見目麗しいと同時に、神らしく人智を越えた大きさを誇り、巨漢といえる田右衛門さえ子供に見えるほどの威容を有する。

また背中に葉脈状の光背を背負っている。


普段は頂きの世の神殿よりさらに上層で暮らしており、用向きがある時のみ神殿に降ってくる。そのため神々でも気安く会うことは出来ない様子。


主神らしく厳正な判断を下す統治者であるが、いささか贔屓目が過ぎるところもある。

サクナヒメを血統と両親の功績から無条件に「御役目」に任じたり、また米作りに目覚め「天穂」を完成させたサクナヒメを都に呼び戻そうとしたり。

かと思えば、「天穂」を超える米が出回るとそちらに飛びつき、事態の真相を知って厳罰を下そうとするも、その判断が自らの進退に影響を及ぼすと分かると慌てて態度を翻して寛容な処置で済ますなど、案外に俗っぽい一面も見られる。


なお、主神であるにもかかわらず自ら稲作に参加する事もある。それゆえか米作りの苦労を知るようで、サクナヒメに最初にサクナヒメが献上した米とトヨハナの作った米を食べ比べさせて叱咤激励したり、彼女が「天穂」を完成させた努力を大きく評価するなど、稲作に携わる者に肩入れする傾向が見られる。


その他編集

元ネタについては詳細が明かされておらず、複数の神々が混ざっている。

特に「樹木を本体とする」点から高御産巣日神、さらに創世樹の分御霊という点で「扶桑樹」の要素が特に強く前に出ている。

また名前や立場は日本神話の主神である女神天照大神も当然ながらモチーフに加わっていると見受けられる。


関連タグ編集

天穂のサクナヒメ

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