トライフォース農法
とらいふぉーすのうほう
トライフォース農法とは、稲作初心者がやってしまいがちな3大NG農法のひとつ。
その中でも、最も行ってしまいやすいのが、この農法。
名前の由来は「根肥」「葉肥」「穂肥」の三大栄養素を最大まで上げると大きな三角形ができることから。3大NG農法で唯一故事によらない名前であるため、トライフォースの形にした田を作る人も登場している。
ゲーム「天穂のサクナヒメ」における稲作はかなりガチめに作られており、農林水産省のガイドラインを見てやった方がいいとすら言われている。
その中でも、肥料の項目は特に初心者が陥りやすい罠の一つ。
「天穂のサクナヒメ」においての肥料は、「根肥」「葉肥」「穂肥」の三つが設定されており、傷んだ食材や厠の中の屎尿などを材料にして、目的に合わせた肥料を作る。稲は成長段階に応じて必要な栄養素が変わるため、三項目の配分を変えながら肥料を撒いていくのが良い。
しかし、初心者からすれば肥料の微妙な塩梅がどういう風にイネに影響を与えるかなど分かろうはずもないので、とりあえず三項目の全てを限界まで上げた肥料を作成し、田んぼに撒いてしまう。
だが、農業というのは何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉が当てはまる。
作物を育てるにあたり、肥料というものは当然必要になるが、稲が吸収できる量に限りがある。
やりすぎると当然養分が溢れ、溢れた分は雑草に行き渡って生い茂り、そこに害虫が集まり、結果として病気や稲の栄養不足の元になってしまう。
結果、稲自体がダメになってしまうのだ。
実は、この農法自体は悪い農法ではない。
この農法の最大の問題点は、稲以外にも雑草が生え、害虫がつきやすい点にある。
つまり、こまめな手入れや、除草剤とのバランスが取れれば、きちんとした収穫が行える。
その為、3大NG農法の一つであるカルタゴ農法こと、田んぼに大量の塩を撒くと言う手段を併用することで、効率的な稲づくりが行えないこともないのだ。
ただし、ご丁寧にも日頃の食事の排泄物にも栄養分や塩分が含まれているため、それらのバランスが狂うと、一瞬で田んぼそのものが大ダメージを受けることにもなりかねない。
それを考慮して管理することが、「天穂のサクナヒメ」における攻略方法の第一歩となる。