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PETA

ぺーた

アメリカ合衆国で生まれたアニマルライツ(動物愛護・動物擁護)団体。
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曖昧さ回避編集

  1. 単位接頭辞、10の15乗=1,000,000,000,000,000。→単位ペタも参照。
  2. 団体の略称、本項で解説

団体名のPETA編集

PETAとは略称であり、正式名称は「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals)」という。


アニマルライツ(動物の権利)を訴える活動を行なっている。具体的には、虐待を受けている動物を保護したり動物を不当に搾取するような企業・団体への抗議活動を行なったりしている。

アメリカ合衆国バージニア州のノーフォークで1980年に立ち上げられ、アニマルライツ団体としては世界的な規模と知名度を誇るとされる。

シーシェパードなどとは別団体だが、知名度の高さから時折比較対象に挙げられる。

その活動指針に共感し、協力を呼びかける人物も多い一方で、過激な活動への批判も大きく、PETA自身が起こした問題によって裁判沙汰になったケースも多数存在する。具体的には、虐待から保護した動物を管理できず、安楽死させてしまったなどの事件が挙げられる。


毛皮製品の使用反対運動編集

PETAを象徴する活動の一つに「毛皮製品の使用反対」があり、不当な動物虐待・搾取・虐殺であるとして定期的にアパレルメーカーやその消費者、毛皮を取るための動物を育てる養殖農家などへの抗議活動を行なっている。

しかし、その活動内容はかなり過激であり、毛皮を着るなら全裸でいたほうがマシだというメッセージを伝えるためにしょっちゅうすっぽんぽんになり、批判対象の建物の前でもすっぽんぽんになる

他にも毛皮を着た有名人を侮辱したり、「血の色」を表すという赤いペンキをかけたりするなどの問題行動もたびたび行うなど批判されることは多い。

動物愛護を訴える有名人の一部も所属しているほか、直接加入はしていなくてもPETAの活動に共感して広告塔になっている人物もおり、彼ら彼女らもすっぽんぽんになるため色々な意味で認知度はそれなりに高い。


アニメ・ゲームへの批判編集

PETAの批判対象は毛皮や肉食に直接かかわる人物や企業だけではない。創作上の表現にも厳しく目を向けている。

たとえば、『スーパーマリオブラザーズ3』で登場したタヌキマリオなど、テレビゲームの表現も槍玉にあげており、毛皮を奪われた狸がマリオを追いかけ懲らしめようとするFlashゲームを公開して批判している。

また、肉が登場しているというだけの理由で『SuperMeatBoy』に対して「SuperTofuBoy」をぶつけた事もあった。(ちなみに本家でpetaphileと入力すると勇気だけは一人前という設定の病弱豆腐のTofuboyが動かせるようになる。)ミートボーイは「何らかの肉の塊」に過ぎず、それこそ「動物」と何ら変わらないのにこの仕打ちである。

サンクスギビング(感謝祭)におけるターキーの大量消費の批判の踏み台としてクッキングママ風のゲームも公開しており、凶暴なママにターキーの虐殺映像を見せてベジタリアンにさせるというものであった。

このゲームのターキー料理は明らかに汚く不味そうに描写されている一方、ベジタリアン化したママと作る豆腐料理は明らかに綺麗かつ美味しそうに描かれているなど、「肉食」に関して強い拒否感を示していることがわかる。


ポケモン』への批判もしており、「ポケモンは人間が勝手に使ったり乱用するものではなく、彼ら自身の理由の下で存在する」と主張している。その主張はまさにプラズマ団的(というかほとんどそのまんま)である。

彼らのホームページなどを見るとプラズマ団の活動には賛意を示しているようだが、一方で実際のゲーム中での悪行(やめたげてよお!など)には一切触れていない。

プラズマ団はトレーナーと良い関係を築いているポケモンを無理やり略奪したり、時にはトレーナーと引き剥がすために暴力を加えたりとPETAが本来止めるべきと訴えている「動物への搾取」を行なっているにもかかわらず、である。つまり、プラズマ団に称賛を送っているPETAは「エアプ勢」の可能性が高い。


啓蒙のために製作されたポケモンを題材とするFlashゲームでは、血まみれでラリった様子のチェレン、髪が乱れてヤバい表情をしているアララギ博士、ポケモンの顔の皮で縫われたマントをはおるゲーチス、そしてラストにはサーカス衣装のサトシが、ことごとくポケモンへの加虐待者として登場する。

登場するポケモンはみな傷ついており、ミジュマルにいたっては毛皮がない

内容としてはポケモン達が革命を起こして上記のトレーナー達相手に改心させる、というもので、最後には「プラズマ団という団体が立ち上がる」とヤドンが主人公達に知らせる形で幕を下ろす。要するにこれはプラズマ団の誕生エピソードだったのである。

作中ではボーナスビデオと称して過激な写真や映像も表示されるのでプレイする際には注意が必要。


このゲームに関してTwitter上では、ポケモンシリーズのファンはもちろん、PETAの支援者であるユーザーからも「あなたたちの活動は応援してるけど、これはさすがに時間の無駄じゃないかな。本物の動物たちは救われる必要があるけど、架空の動物たちはそこまで大事ではない」と正論を言われている。

それに対してPETAは、「私たちは架空の動物たちを救おうとしているわけではありません。このゲームは深刻な動物虐待問題に気付いてもらうための楽しい手段になっています」と回答した。「楽しい」...?


続編では、現実世界にやってきたピカチュウ達が家畜の解放をめぐってマクドナルドを相手に戦うというストーリーになっている。いやポケモン関係ないじゃん…

今作ではグリマスがポケモンとして仲間になる他、サトシが改心してPETAを支援しているシーン、ピカチュウがPETAをプラズマ団だと勘違いするシーンがある。勘違いというよりこの場合はほぼ正解なのだが。

その後もポケモン剣盾ウールーを槍玉に挙げたりするなどまったく懲りる様子を見せていない。


関連タグ編集

エコテロリスト 愛誤(動物愛誤) プラズマ団 シーシェパード


関連リンク編集

公式サイト…日本語非対応

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