概要
『宇宙鉄人キョーダイン』第26話から登場したデス五人衆の一員。三つ目の猫のような顔をした動物性ロボット。猫耳のような突起のある透明フードを被っている(ちなみに突起には血管のような赤い筋がある)。なおフード下の頭部の猫耳は小さく、毛も少ない。ガブリンの中指の主でもある。
三つ目(正確には額の第3の目)を光らせる事で、目を見た相手を操る「ギャット催眠」という催眠術の使い手。催眠をかけられた人間は身体能力が向上するが、犬に吠えられたり、生魚に噛みつくなど猫のような特徴を持つようになる。
首だけの状態になって噛みつき攻撃を仕掛ける(なぜかこの時は頭部の形状が変わる)。武器は猫の爪を模したロッド。
猫怪人
第30話に登場したデスギャット配下の戦闘員。黒猫の姿をしているが、デスギャットと違って第3の目はない。ロボットなのか生物なのかは不明。
劇中の活躍
第26話「怪奇!!猫にされた子供たち」
雨の降る夜中に車を運転していたアベックの前に現れ、ゴロウという男性に噛みついて殺害する。スカイゼルが現れて攻撃を受けると、姿を消した。
その後、事件があった場所の近くに建つ猫屋敷という屋敷を老婆に化けて徘徊し、葉山健治と友達の陽子、時男、三郎が訪問すると、彼らにギャット催眠をかけて配下にした。健治達の異変に気付いたサイバグラフィー譲治とゴンベスが猫屋敷を訪問すると、黒いタイツスーツを身に着けた健治達にナイフを持たせて、2人を襲わせる。サイバグラフィー譲治が屋敷内に入ると、姿を現してスカイゼルに戻った彼と対決となるが、形勢不利となると逃走し、猫屋敷の扉を海岸の埠頭に繋げ、埠頭に移動したスカイゼルを他のメンバーと共に包囲する。
第27話「恐るべし!!デス五人衆の猛襲」
スカイゼルを血祭にするべく、五人衆総出でスカイゼルを包囲するが、グランゼルが加勢する。彼は他のメンバーを制止し、健治達を召喚してキョーダインを襲わせるが、スカイゼルによって額の目から催眠光線が出ている事を看破され、グランカーに乗り込んだスカイゼルによって奪ったナイフで額の目を刺されてしまい、ギャット催眠が解けてしまう。デスギランの助力で何とか退散し、戦線離脱する。
デスギランの胞子菌でキョーダインが出動不可能になると、他のメンバーと共に地球防衛軍本部を襲撃し、自身は首だけの状態で長官を襲撃した。その後、デスギランが倒されると退散した。
第28話「にげろ!空飛ぶ人喰いビルデング」
アジモフ教授らが参加する秘密会議の会場であるクインビルを近くのビルの屋上から眺め、キョーダインの打倒を目論むが、デスフラッシュに制止されてしまい、作戦には参加出来なかった。
第29話「血の花か?!美女がムチをならす」
今回は顔見せ程度の登場だった。
第30話「当った!!死を呼ぶ少年の予言」
前回まで第3の目は何事もなかったが、今回から赤く充血するようになり、フードもヘルメットのように脱いで行動するようになった。また丈の長いマントを装着するシーンもあった。デスガッターの助力を拒み、キョーダインへの復讐を目論む。
両親が外国で仕事をしている健治の友達の章一少年にあきという女性を家庭教師として送り込み、睡眠学習と称してテープレコーダーに犯行予告を仕込ませ、それを刷り込まれた章一にあたかも予言であるかのように公表させ、その通りに事件を起こした。そして、「無人ビルで人が殺される」という予言を受けてサイバグラフィー譲治が無人ビルに出現すると、マネキンのロボットを無人ビルに送り込んで、彼をエレベーターに閉じ込めて地下3000mの溶岩に落とそうとした。しかし、グランゼルが駆け付けてサイバグラフィー譲治は救出され、彼はスカイゼルに戻ってしまう。そこで今度はアジトの中の無重力室にキョーダインを閉じ込めて、エネルギーを地上の1000倍消耗させてガス欠に追い込もうとしたが、キョーダインは反動を利用して脱出を試み始め、それに連動してアジトが振動してしまう。仕方なく無重力を解除し、超高熱弾で彼らを倒そうとするが、逆に配下の猫怪人を倒されてしまい、自身もグランカーの体当たりとスカイゼルのスカイ三段キックを受けて、「おのれ…もうダメだ…」と呟いて爆散した。
余談
成井紀郎氏が手掛けたコミカライズ版ではレーダーバットンと共にコメディリリーフとしてレギュラー入りしていた。
初登場した第26話はグランゼルが戦闘に参加しないという珍しい話となった(サイバグラフィー竜治は登場する)。
家庭教師のあきの正体は不明。デスギャットかロボ兵の変身なのか、デスギャットに脅迫された地球人なのかは明かされていない。
第30話に登場した司会者は第8話の司会者と同じ二瓶正也氏が演じており、同一人物の模様。
関連タグ
宇宙鉄人キョーダイン ダダ星地球侵略ロボット軍 デス五人衆 化け猫 三つ目 中指
黒ネコ獣人:同じく目を傷付けられてヒーローへの復讐を目論んだ猫の怪人。
バケネーゴン:同じく催眠術を使う化け猫の怪人。ちなみ依田氏が声を担当した。