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概要

秋田県出身。専修大学卒業後は「普通の勤め人」として暮らしていたが1955年に銀座の行きつけの飲み屋で女性従業員に新劇劇団「近代劇場」のプロデューサーを紹介され、『ダイヤル110番』でデビュー。

後年「それまでは役者になろうとも思っていなかったが、やってみると面白かったからそのまま芸能界に入った」と語っている。

近代劇場にも入ったが自身が演じたかったものが演じられなかったことから2~3か月で退団。その後は劇団を転々としながら役者を続け、『ゴジラの逆襲』で逃げ惑う群衆の一人として映画に初出演した。

すでに話題作となっていたゴジラへの出演に喜び親戚に電話したものの、実際に完成した作品を見たところどこに自分が映っているか分からなかったという。

飯島敏宏監督のもとTBSのドラマに多数出演。ウルトラシリーズにもゲスト出演した。奥村は飯島を「鈴木清順監督のように役者のいいところを引き出してくれる。現場の雰囲気も良く印象に残った」と高く評価している。

仮面ライダー』で初めてゲスト出演した第10話は藤岡弘がバイク事故に遭った回であり、ロケバスで待機中に事故の一報を聞いた奥村は現場に駆けつけて救急車を呼んだという。

伊丹十三の初監督作品『お葬式』で演じた死体の役が高く評価され、「日本一の死体役」とも評された。

時代劇・現代劇問わずアクの強くない脇役を数多く演じてきた。現代劇では特にマンションの管理人役が多かった。

ウルトラシリーズや仮面ライダーシリーズのみならず、スーパー戦隊・不思議コメディ・メタルヒーローと、様々なジャンルの特撮作品にレギュラー・ゲスト問わず出演している。

出演作品

テレビドラマ

映画

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奥村公延
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