作品名
1981年に薬師丸ひろ子主演(東映配給・相米慎二監督)で、2016年に橋本環奈主演(続編の「卒業 セーラー服と機関銃・その後」が原作。KADOKAWA配給・前田弘二監督)で映画化、1982年と2006年にそれぞれ原田知世と長澤まさみ主演でテレビドラマ化された。
1981年公開の映画版は1982年にビデオ化(VHSとベータマックス)され、当時17,800円と高価でありながらも1万本以上の売上を記録した。
父を事故で亡くし天涯孤独になった女子高生の星泉が、遠い血縁に当たる弱小暴力団「目高組」の四代目を継ぐ事になり、4人の子分と共に対立するヤクザと戦う物語である。
主題歌
また、薬師丸ひろ子のデビューシングル(1981年発売)の曲名もこのタイトルと同じである。
作曲した来生たかおも同時期に歌詞を一部変更して「夢の途中」のタイトルでリリースした。
実は本来この「夢の途中」が主題歌となるはずだったが、相米監督が「女性ボーカルの方がいい」と薬師丸のバージョンを主題歌にし、タイトルも角川春樹により「セーラー服と機関銃」に変更されてしまったという経緯がある。
しかし映画が大ヒットしたことに伴い2曲とも大ヒット。来生は一躍ヒットメーカーとなった。
この曲をカヴァーした歌手や声優も多く、2006年ドラマ版の長澤まさみ、2016年映画版の橋本環奈のほか、近年では2008年に長谷優里奈(当時の芸名は落合祐里香)が、2009年に白石涼子(嵐山小夜子名義で)が、2010年に徳永英明がそれぞれ発表・発売している。
pixivでは
イラストタグとして、単にセーラー服着用者と機関銃の組み合わせを指すことが多い。
とはいっても、セーラー服でない制服の場合があったり、機関銃(サブマシンガン)ではなくアサルトライフルなど他の銃である場合もある。
ちなみに主婦と生活社から発売された初版単行本の星泉はブレザーを着用している。
メイン画像のように薬師丸ひろ子が同曲のレコードジャケットでとった構えをさせるイラストも見受けられる。
頬に血がついているのは本編の撮影中に事故で飴細工のビンの破片が頬に当たったものをメイクで再現したものである。