「ただの鼻息じゃない…」
CV/沢りつお 人間態(炭焼きの老人)/打越正八 スーツアクター/池田力也
概要
単に「アトラス」とも表記される。『仮面ライダーX』第8話「怪!? 小地球・中地球・大地球」に登場。
ギリシャ神話に登場する天空を支えているとされるティターン神族の巨人アトラスをモチーフとしたGOD神話怪人。
黒峰山で発見された“新エネルギー”をGODが独占する為に普段は炭焼き小屋で働く老人の姿で潜伏し、偵察用のカブトムシ型ロボットで入山者たちの動向を探り、必要とあらば片っ端からその息の根を止めていた。
モチーフ通り怪力の持ち主で、
- 鎖が付いた地球儀型の分銅『アトラス小地球』
- 常人では転がすことすらできない重量を誇り、アトラスの遠隔操作で呼び寄せる事も可能な地球型の鉄球『アトラス中地球』と、それを投げつける『アトラス地球投げ』
- 逆立ちになって頭を地面に打ち付けることで局所的な地震を発生させる『アトラス大地球(大地震)』
の三大戦力を持つほか、鼻息や吐息でダーツを飛ばして遠く離れたターゲットを暗殺することを得意としており、前々から疑念を抱いていた水城涼子に重傷を負わせ、彼女の双子の妹・霧子を始末した神敬介のもう一人の仇ともいえる強豪怪人だが、左肩が弱く通常の銃弾を受けただけでも怯んでしまう。
持ち前の凄まじい怪力でXライダーを追い詰めるが、最後は死に際の涼子から伝え聞いた弱点である左肩に『Xキック』を叩き込まれ爆死した。
だがアトラスを倒したXの背後にはアトラスに密かに指示を与えていた謎の怪人の影が…。
劇場版
映画『五人ライダー対キングダーク』では怪人軍団のメンバーとして再生個体が登場したが「再生怪人は弱いの法則」通り単なるその他大勢であり、クライマックスでのバトルでは仮面ライダー1号にアトラス小地球を掴まれてパニックを滅多打ちにされた挙句、何の抵抗もかなわずに小地球で殴られ昏倒。ライダー投げで真っ先に投げ飛ばされて最初の脱落者となり、最後は上から落ちてきたコウモリフランケンが誘爆して全員仲良く消し飛んだ。
仮面ライダーSD
アポロガイスト初登場の回に登場。球技が得意と嘯き、小地球でけん玉を、中地球でドリブルを披露した。
アポロガイストの命令で黒峰山の新エネルギー研究所破壊を目論んだが、マイティライダーズを迎撃する為に雪山で大地球を炸裂させたのが仇となり雪崩に巻き込まれ生死不明となった。
仮面ライダーSPIRITS
山口で神話怪人軍団と共に大暴れし、『アトラス大地球』で地割れを起こしSPIRITS第十分隊を迎撃した。月から帰還した仮面ライダーZXに襲いかかるも、幻影に惑わされた隙を突かれメドウサ、オカルトス、キマイラと共にZX電磁ナイフで真っ二つにされ大爆発した。
関連項目
アトラスオオカブト:カブトムシ型偵察ロボの元ネタ。ただし劇中のロボの形はどう見ても日本産カブトである。