「結婚行進曲が終わった時がお前達の最後だ!王子様、ゆっくりと二人の首が落ちるのをご覧ください」
概要
CV/村越伊知郎
『仮面ライダースーパー1』 第4話「走れ一也!ドグマ死の結婚行進曲」登場
日本の80%の石油を輸出しているアブラダ王国の皇太子であり、沖一也の親友であるイスマエル・グラナダに成りすまして日本の街一つを住民ごと手に入れようとしたドグマ怪人。ドグマ王国出身でカマキリモチーフだが、蟷螂拳の使い手というわけではない。
ドグマはこの町の地下に前線基地を築こうとし、帝王テラーマクロからは「王子の結婚式には一点の疑いも抱かせてはならぬ」と言われていたが、イスマエルの婚約者菅原ケイ子と一也には本物から一転して傲慢な態度から思いっ切り疑われていた。
基地建設のための奴隷として街の住人共々本物のイスマエルをこき使っており、救出しに来た一也をチョロを人質にギロチンにかけ、ケイ子との結婚式で新郎の席に座ると同時に刃を下ろそうとした。
しかし一也とイスマエルには脱出され計画は破談。
両手に装着した鎌による死の大鋏クロスという技でスーパー1に挑むもパワーハンドで破られた上に触角を取られ、最後はスーパーライダー閃光キックで倒された。
再登場
劇場版ではドグマ復讐兵団として復活し、他の怪人と共にスーパー1に襲い掛かるもスーパー1を助けるべく乱入した8人ライダーと交戦し、V3、ライダーマン、Xライダーのトリプルキックでスネークコブラン、アリギサンダー共々倒された。この時は終始素手で戦っていた。
22話では頭部のみ登場。なお、どちらにおいても触角が折れたままだった。
後に『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』にてバダン帝国の一員として登場。この時は手足が手袋とブーツになっている、目の回転ギミックや胸の電子器具が無い代わりに黄色い渦巻き模様になっている、武器は大鎌、とスーパー1に登場した時とだいぶ印象が異なる。この時はスーパー1の冷熱ハンドの超高熱火炎を食らって爆死した。
余談
劇中での呼称及びOP表記はカマ”ギリ”ガンだが、予告や一部書籍ではカマ”キリ”ガンとなっている。断末魔の叫びはなぜかドドンゴやキーラの鳴き声になっている。表記と言い奇声と言いカマキリジンと共通するところがある。
名前の元ネタはおそらくカマキリ+眼から来ていると思われ、実際に目が渦巻くように動くギミックが組み込まれている。
イスマエルを演じた石田信之氏は『ミラーマン』で主人公・鏡京太郎を演じられた方。何気にミラーマンと仮面ライダーの共演となっている。
菅原ケイ子役の里見和香氏は前作『仮面ライダー(新)』ではサソランジンに改造された女子大生・上村美也役を演じている。この話は『仮面ライダー(新)』の第4話であり、偶然にも違う物語だが同じ話数目になっている。スーパー1では結末がイスマエルとともにアブラダ王国に向かうというハッピーエンドになっているが、『仮面ライダー(新)』の方ではアリコマンドに致命傷を負わされ最終的に消滅してしまうという対照的なものになっている。
スーツは頭部が黄色と赤にリペイントされ『宇宙刑事ギャバン』第21話に登場するダブルガールに流用されている。TVSPでの再登場時に頭部が変化したのも恐らくそのため。