概要
第1話『惑星用改造人間の大変身』、第2話『闘いの時来たり!技は赤心少林拳』に登場したスーパー1が最初に戦ったドグマ怪人で、火炎放射器とゴリラの能力を持つ。人間態は猿渡剛介という名前の格闘家。
頭部のランプを光らせることで発射する額からの火炎放射やレーザー光線が武器。猿渡の姿でも猿渡拳というそのまんまな名前の拳法による格闘が得意で、素手で自動車を止める怪力を誇る。
主な活躍
メガール将軍の命令を受け惑星開発プロジェクトの責任者であるヘンリー博士を誘拐し(この時に博士の助手を殺したことを将軍に叱責された)、沖一也ことスーパー1の引渡しを求めるが断られたことで国際宇宙開発研究所を襲撃し、破壊の限りを尽くした後に博士も殺害した。
半年後、猿渡の姿で都内の柏木道場を拠点に周囲の町を恐怖政治で支配していたが、赤心寺での修行によって変身能力を取り戻した一也と戦うことになる。最初は拳法で試合を行い、敗れると怪人態に戻ってスーパー1と戦ったが、冷熱ハンドの冷気で能力を封じられ、火炎放射でダメージを受ける。最期は閃光スーパーキック(後のスーパーライダー閃光キック)を受けて敗北、テラーマクロの名前を叫んで爆死した。
その後劇場版でドグマ復讐兵団の1人として再登場したが、TV本編と比べて明らかに弱体化しており、8人ライダーによって他の怪人共々スーパー1とほとんど戦うことなく、主にXライダー相手に戦っていたが、最期はストロンガーのライダーキックを受けて再び敗れ去った。
余談
外見では5つ目の怪人に見えるが、アレは目ではなくランプであり本当の眼はランプとギザ歯の間に付いている。
本来は「ゴリランガー」という名前だったらしいが、何故か今の名前に変わった。
猿渡を演じた石橋氏は本物の空手家であり、俳優としても特撮には数多く出演しているが仮面ライダーシリーズでは無印第4話の戦闘員No.3を演じて以来の出演となった。
OVAの仮面ライダーSD 怪奇!?クモ男にはスポーツクラブにいる怪人として登場した。
この後、ゴリラが再び一般のライダー怪人のモチーフとなるのは『仮面ライダーリバイス』のコング・デッドマンまで実に41年の間が空くこととなる。
関連タグ
オリオン・ゾディアーツ:宇宙をテーマにした仮面ライダーの第1・2話に登場したパワー系の怪人繋がり