「拙者は天下の大泥棒、石川五右衛門の化身。伊賀流忍術を心得ており申す‼」
CV/安原義人 人間態(偽玉井助手)/池上明治 スーツアクター/池田力也
概要
『仮面ライダーX』第22話「恐怖の大巨人!キングダーク出現‼」第23話「キングダーク!悪魔の発明‼」に登場するGOD悪人軍団の1人。
天下の大泥棒(実は忍者だったという説も)・石川五右衛門の死体をベースに蝦蟇の能力を移植して制作された悪人軍団第1陣を務める改造人間で、組織を裏切った南原博士から、彼が開発したキングダークが本格的に活動する為に必要不可欠な全ての物質をエネルギーに変える『RS装置』の設計図を奪い返す使命を帯びており、彼やその一人娘のリエをつけ狙う。鳴き声は「ウゲー」。
能力
“石川五右衛門は実は伊賀流忍者の抜け忍だった!”という説からか発送を得たのか伊賀流忍術を心得ており、特定[人間への変装や木遁の術、『ゴエモン投げ』と呼ばれる投げ技を習得している。
また、指の先から『火炎ガマ油』を発射して敵を焼き殺すことができるほか頭部からガマ油を噴出させて敵の打撃攻撃を無効化することが可能だが、体が油塗れになっているためにいったん火がつくと自身が火だるまになってしまう諸刃の防御手段でもある。
なお、劇中では披露しなかったが左腕に蝦蟇の足を模したアタッチメントを装着しているスチール写真が存在する。どういった効果があるのかは不明(おそらく水中戦や打撃用の武器、相手の顔を塞いで窒息させるためのものだと思われる)。
活動歴
娘を人質に取られ仕方なくGOD科学開発局長として働かされている南原光一博士はキングダークが完全になる為に必要不可欠な『RS装置』の開発に着手し、既に完成させていた。
『RS装置』がこのままGODの手に渡れば人類は滅亡すると考えた博士は組織からの脱走を決意し、密かに助手の玉井と共に計画を練っていた。
しかしその考えは既にキングダークに悟られており、キングダークからの指令を受けたガマゴエモンは博士を脅迫する為に人質にとっているリエを襲撃するが、偶々彼女と公園で出会い知り合いとなっていた神敬介=Xライダーの邪魔が入り失敗してしまう。
そこで次に博士を襲撃するが助手の玉井の犠牲により博士には逃げられてしまい、基地の装置も全て博士に破壊されてしまう。
そこで怪人は助手の玉井に化けて博士に近づく。自身が焼いた右腕まで再現してしまったために正体がばれてしまうが、まんまと博士から『RS装置』の小型試作機を奪うことに成功。
駆けつけたXライダーに装置を突き付けるも、既に発火装置は博士によって破壊されてしまっていた。
怒り狂う怪人とXライダーは最後の決戦を展開。激闘の末にXライダーからの攻撃から身を護るためにガマ油を浴びて『火炎ガマ油』で攻撃するがそれが仇となり、『ライドル風車』で火炎攻撃をはね返され逆に自身が火だるまにされてしまい、最後は『Xキック』を喰らい爆死した。
劇場版
その後、映画『五人ライダー対キングダーク』で再生怪人怪人軍団の一員として復活。
コウモリフランケン製作の為に必要なXライダーの戦闘データ収集の為にジンギスカンコンドルと共にXライダーを襲撃する。
その後の最終決戦にも参加するが、最後はXキックを受けてジンギスカンコンドル共々大爆発して果てた。
派生作品
漫画『仮面ライダーSPIRITS』では中国地方に侵攻を掛けた怪人軍団の一匹として登場。
山口県秋芳洞内でSPIRITS第五分隊を襲撃し、ガマ火炎でハリオムを焼き殺した。アリカポネと共に残ったコンラッド・ゲーレンを殺そうと切りかかるも、駆け付けたXライダーのライドルホイップで二人仲良く真っ二つにされ爆死した。
コミックボンボン版『仮面ライダーSD』に悪人軍団の中で唯一登場。同誌に連載されていた『がんばれゴエモン』の主人公を髣髴とさせるべらんめぇ口調の義賊となっており、八鬼衆の金庫から金を盗み出しお年玉として子供達に贈った。
関連項目
GOD悪人軍団 GOD機関 ヒキガエル 石川五右衛門 仮面ライダーX
ゴエモン魂:仮面ライダーゴーストの形態の一つ。同じく石川五右衛門がモチーフ。