「この私めのトリカブトの猛毒を塗った矢が、奴の体に!」
「ハハハハハ、どうだ黄金ジャガー、俺も将軍、お前も将軍、同じ階級だ!」
CV/村越伊知郎
第31話「走れXライダー!筑波洋よ死ぬな!!」
第32話「ありがとう神敬介!とどめは俺にまかせろ!!」
概要
魔神提督がモンゴル平原から呼び寄せた毒矢怪人。体はトリカブト、頭が鳥のような姿をしている。その別名の通り、毒矢を武器とする。
伊藤ナオコの弟たけしが通う塾の講師・鬼島(通称:鬼)に化けてたけしと友人3人をしごき、魔神提督がネオショッカー大首領の怒りを鎮めるべく魔神峠に建設中の大神殿に捧げるための生贄として、魔神峠にいるたけしの友人・三郎に連れて来させた。
性格は卑怯かつ陰湿で、人間態の鬼島時でもたけし達には体罰をする一方で、他の生徒にえこひいきをしたり、親のご機嫌取りをしているためにたけし達からの評判が悪い(これはたけし達が勉強に嫌気がさして魔神峠に家出するよう仕向ける、策の一環でもあった)。
魔神提督がサハラ支部から呼び寄せた黄金ジャガーには対抗意識を持ち、勝負を挑むも槍の一振りであっさり降伏するも、その後も抜け目なく出し抜こうと狙っている。スカイライダーが黄金ジャガーとの一騎で橋の下で宙づりになったところを毒矢で不意打ちし、魔神提督には自分が倒したと報告して5階級特進して将軍の地位に就いた(この時「セイリングジャンプして逃げればいいのに」という意見があるが、スカイライダーは黄金ジャガー相手にスカイキックを放って失敗しているので、飛ぶためのエネルギーが消費していたと思われる)。
決闘に水を差された上に神敬介に卑怯者と言われた黄金ジャガーは当然立腹、サハラに帰るかこいつと決闘させろと言うも、魔神提督には一蹴させられた。(決闘に関しては「お前が相手するほどの奴でもない」と述べている)
たけしや三郎達から生贄の選定を行うための大神殿への要石を運ぶレースでもたけし達をしごきまくり、遅れた後方の2人をアリコマンドに始末させようとした。(この辺でも生贄を助けたり約束は守ろうとした黄金ジャガーとはえらい違いである)
しかし筑波洋と敬介が大神殿に乗り込んできたため、魔神提督の怒りを買って5階級格下げとなり、黄金ジャガー共々スカイライダーとXライダーと戦うことになる。
xライダーに毒矢を弾き飛ばされ、最後はXキックを受けて一瞬鬼島の姿をさらして大神殿共々爆発した。
余談
32話にて登場した大神殿のセットは以降52話で大首領に追い出されるまで魔神提督用のアジトとして使用されることになる。大首領が魔神提督に命令するのも終盤除くとこの32話だけである。
神敬介が作った治療薬によって一命を散りとめた筑波洋だが、トリカブトの毒は現代でも特効薬が無い。
仮面ライダーX第13話にも弓矢を武器に持つ怪人が登場している。