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お前は無能じゃ。儂は無能が嫌いじゃ‼」(第18話)

「おのれ筑波洋‼俺様にこれほどの屈辱を与えた貴様は、ただでは殺さん。心が張り裂けんばかりの苦しみを与えてやる!」(第52話)

TV本編より


「この生態系の乏しい湖こそ我等に相応しい」

仮面ライダーSPIRITSより


演:中庸助


解説編集

失態が続いた挙句の果て、スカイライダーに敗れたゼネラルモンスターに変わり日本支部に着任した、恐怖でその名を轟かすネオショッカー大幹部。


ショッカー最高大幹部の1人・地獄大使やその従兄弟であるバダン幹部・暗闇大使などと同じく、悪魔を思わせる2本角があしらわれ、額にネオショッカーのエンブレムが刻まれた兜を装着し、多数のドクロから絡みついた蛇が這い出している姿が描かれた黄金の鎧に身を包んだ姿と、青い隈取のようなものが入った白い不気味なその顔はインパクト大。

尚かつ俳優・中庸助氏の地獄の底から響き渡るが如き濁声の演技も相俟って、強化変身体が無いにもかかわらず知名度は高い。


残忍かつ冷酷無比な性格の持ち主であり、無能者や自身の意見に反対する者は容赦なく抹殺する独裁者的な一面を持っており、形だけのインチキ裁判を行った際に判決を言うのをためらっただけで陪審員を斬り殺す等の恐怖政治を敷いている。

南米支部において幾多の人減らし計画を成功させた実績を上げた功績から大首領からの信頼も厚く、前任のゼネラルモンスターとは違い、着任当初からほぼ全権を委ねられていた。


その一方でしばしばユーモア溢れる人間味のある一面を垣間見せる(特に物語の後半で)こともあり、本気で世界征服したいのかと疑うような意味不明な作戦を多々立案することや性格上の問題で剃りが合わず、怪人同士で対立してしまうような人選を選んでしまう事もしばしばあり、作戦を遂行する人員のスカウトする際の基準・作戦の採用基準には独特の物を持っている…と、いうより「過去の実績でしか物事を計れていないんじゃないのか?」と本当に自身が有能なのかどうかと疑わしい思考を見せることも多々ある。


しかし、有能な部下には一定の礼を重んじ、あるいは大いに褒めちぎっては厚遇する度量も持つため、一概に能無しともいえず、また、部下からの信頼も厚いようである(退場の1話前にも気遣うアリコマンドがいた)。


ゼネラルモンスターが作戦ごとにその作戦の指揮担当やその作戦の要となる能力を持つ怪人を一々製造していたのに対し、今までの作戦失敗は全て不甲斐ない日本支部の怪人達のせいと考えた彼はそんな怪人達を見限り、海外支部で数々の実績を上げた有能な怪人達を自身の権限を行使し多数招き寄せ、そんな彼らを主軸とした作戦を展開する傾向が強く、また、パワー型の脳筋怪人よりも、策謀を巡らして相手を陥れるような計画を立案する知性派の怪人を好んでいる。


ゼネラルモンスターやショッカー、ゲルショッカーデストロン等の歴代暗黒組織の大幹部達のような怪人態としての姿を持っておらず、後のクライシス帝国の4大隊長と同じく、そのままの姿で怪人と同様、あるいはそれ以上の戦闘力を保持している。

常に腰に携帯している長剣は激怒した際に雷を起こす。これを応用してビームとして発射することも可能のようで、このビームでゼネラルモンスターを処刑している。


また、右腕に仕込んだ指ミサイル及び猛毒ガス、着脱式の左腕、そして(自身に対しても有効な) 改造人間にも効く猛毒を仕込んだ入れ歯等、全身が武装された「歩く凶器」ともいえる改造人間である。


たとえ傷ついても月光の間と呼ばれる部屋での光を浴びれば回復する。また本人曰くたとえ体を破壊されても、心臓さえ無事ならば大首領の手により復元できるという恐るべき再生能力を兼ね備えている。


上記のように海外支部から有能な怪人達を次々に招き寄せ、世界征服作戦、邪魔な存在となるスカイライダー抹殺作戦を次々に展開するが、海外から怪人を招き寄せる作戦立案が逆に仇となり、海外で活躍する7人の仮面ライダー達が日本へと駆けつけるという事態を引き起した。更にそれがスカイライダーのパワーアップに繋がってしまい作戦は次々と失敗。徐々に大首領からの信頼を失っていく結果となってしまう。


そして、遂に最終章で大首領から最後通告を受ける。スカイライダーに最後の勝負を挑む決意をした魔神提督は、自身に今まで味わったことの無い屈辱を与えた彼に恨みを晴らすべく、心が張り裂けんばかりの苦しみを与えてから殺すため、「自身が洋の父親だと思い込ませる」ために偽の情報を流し、まんまと彼に自分が父親だと思い込ませることに成功。洋を精神的に追い詰め、彼を自爆道連れにしようと企む。


その概要は、洋の父・筑波博士の体がネオショッカー科学陣の1人・ドクターXの手で改造人間として生まれ変わった後『FX777』のコードナンバーを与えられ第三支部に送られ、そこからアリコマンド養成所所長(第三支部にいた白アリコマンドの証言だと半年前の事らしいが、この時はすでに日本支部大幹部として指揮を揮っているはずなんだが…)に栄転、そこでの働きぶりが評価され、関東管区司令官に出世、その司令部の所在を知る唯一の人物である魔神提督から真相を聞き出そうと洋が月光の間にたどり着くと、『FX777』のネームプレートを付けたまま眠りについている魔人提督の姿があった。動揺する洋を前に父親になりきり、洋におんぶされながら道連れにするというもの。

なお洋が自身の両親の生存とドクターXの関与を知ったのは洋がネオショッカーのアジトから救出した筑波博士の親友の長沼博士(演:西本裕行)の証言によるものだが、博士の救出そのものが作戦の一端にあったかどうかは疑問点が残る。


偶然洋の母に助けられた城茂に本物の父は見せしめのために凍死させられたという真相を洋が知った事で本性を表すが、2号ライダーストロンガーの怪力で洋を自由にされ、なおも3人まとめて道連れにしようとするも逆に必殺のトリプルライダーキックを受け、体は爆発四散。頭脳と心臓だけの姿になりながらも何とか生き残り、大首領の元へ逃げて行き、大首領に肉体の復元と今一度のチャンスを与えるように懇願するが、最後通告を受けた後の敗北だったため、完全に大首領に見限られてしまい、粉々に握りつぶされて爆発、絶命した。皮肉にも自身が処刑したゼネラルモンスターと同じく無様な死に際であった。


これに伴い、大首領自らが地球侵攻の采配を振ることとなった。




仮面ライダーSPIRITS編集

仮面ライダーSPIRITSにて暗闇大使の時空魔法陣により魂の無い傀儡として復活。


同じく蘇生されたゼネラルモンスターと共に再生怪人軍団(飛行能力のある者達)を率いて北海道の制圧を担当する。 剣の先から衝撃波(鎌鼬)を放つ技を習得した。


そして、根城にしている摩周湖の黒いピラミッドに1人でやって来たスカイライダーを他の再生怪人&ゼネラルモンスター共々襲い掛かり、圧倒的数の暴力で追い詰めるが、そこへ駆けつけたZXと村上千弘の加勢により押され始めていく。最後はゼネラルモンスター共々ZXとスカイライダーの共同連携技『ライダーダブルシュート』を受け、空中でゼネラルモンスターと正面衝突し爆死した。

…が何故か別の世界で元気そうにしている彼の姿が


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ネオショッカー

仮面ライダー(スカイライダー)

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