「おのれ大胆不敵な奴。生かしては返さんぞ!」
演:高崎良三
概要
ネオショッカーの重要施設の1つであるアリコマンド養成所の所長を務める幹部怪人。迷彩柄の軍服に2匹の蛇と鱗状の装飾があしらわれた兜を装着しており、白い顔以外は魔神提督同様ほぼ人間に近い形状をした改造人間。
主な戦力は長剣と蛇のように長く伸びる腕で、ここに鍵爪状のアタッチメントを装着して敵を攻撃する。
製造されたアリコマンドたちを一人前にするための戦闘訓練が主な任務。その他にも魔神提督からの要請を受け提督が洋の父親だと思い込ませる作戦の一翼も担っておりドクターXとアリコマンド(の親衛隊?)の1人が流した偽の情報により、激情に駆られてやって来たスカイライダーと対決する。
卑怯な性格で自分を(偽の情報で)父親(改造人間コードナンバーFX-777)ではないのかと疑うスカイライダーを「もしそうだとしたらどうする?見事倒してみせるか?…出来まい!」と攻撃できない状態に追い込み危機に陥れるが、自分のコードナンバー『FX-797』が刻印されたナンバープレートを観られてしまい、首を締め上げられると既に『FX-777』は関東管区司令官に抜擢されてここにはいないという(偽)情報を吹き込む。
その情報を信じ去ろうとする洋=スカイライダーを見ながら(恐らくあわよくば手柄を立てようとしたものとおぼしく)卑劣にも後ろから襲い掛かるが、救援に駆けつけたストロンガーに阻まれ失敗。最後はスカイライダーとストロンガーのダブルキック攻撃の洗礼をあびて呆気なく爆死した。
余談
蛇塚が担当する養成所のアリコマンドはおそらく生え抜きと思われる。
しかし激情に身を任せて突入してきたスカイライダーに勇敢にも立ち向かい一時的にでも優勢になる雄姿を見せるかと思いきやストロンガーが救援に駆けつけ形勢が不利になった途端に多数が逃げ出している。
これを見る限り、蛇塚の統率力や育成能力はあまり高くはなかった様である。竹書房の仮面ライダー画報でもそう評されている。
ライダー関連の書籍では演者が河原崎洋夫と記載されたり秋山敏と記載されたりしているが、間違いである。