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概要編集

CV:入野自由


映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』に登場するキャラクター。

マゼンタ率いる新生レッドリボン軍に雇われた天才科学者。

卓越した技術力を持ち人造人間ガンマ1号」&「ガンマ2号」を生み出した。

他にもサイボーグエージェントとしてハチ丸を製作している。


ドクター・ゲロが発明した『パワーレーダー』の原理を応用した、生物の生体反応を測定する機械『生体スコープ』を開発、自身が創造したガンマ1号およびガンマ2号に搭載している。


尚、無限動力機関『永久エネルギー炉』の再構築には成功しておらず、タンク係数(原作者である鳥山明の造語)の極めて高い金属にエネルギーを蓄える技術を独自に開発、コンパクト化したエネルギー貯蓄装置をガンマ1号およびガンマ2号に搭載している。


人物像編集

レッドリボン軍の創設メンバーであるドクター・ゲロの孫。

作中でカーマインが提示した調査資料によれば、ゲロの先妻の次男を父に持つ。

この時「ゲロの先妻」とされた人物「ボミ」の顔写真は『ゲロの妻がモデル』とされた白衣姿の人造人間21号そのもので、長男とされる「ゲボ」は『ゲロの亡き息子ゲボをモデルに造られた』という設定の人造人間16号そっくりである。


ヘドが小学生の時に両親はそろって事故で他界。

子供の時に受け継いだ莫大な遺産を食いつぶしながら、一人暮らしを続けている。

両親はレッドリボン軍の影響を受けたゲロの事を良く思っていなかったらしく、ヘド自身もゲロの人物像に然程興味はなく「天才ドクター・ゲロの孫」とおだてられても、それを意に介さず、祖父をも超える超天才であると自負する。


ある意味恵まれた環境で育ったためか権力欲もなく、ただ自身の人造人間研究と理想のヒーロー像を追求するヒーローマニアに育つ。

レッドリボン軍に協力するのは乗り気ではなかったが、現総帥のマゼンタから豊富な資金提供と「カプセルコーポレーションが悪の手先で、レッドリボン軍はそれに立ち向かう正義の組織」という大嘘を吹き込まれ、その気になって協力した。


丸顔で小柄な少年のような外見だが、作中時点で24歳で、10年前に14歳という若さで博士号を取得し医師免許も所持しており、祖父のゲロをも超える高い知能を持つ紛うことなき天才科学者である。


しかし、その癖の強い性格からどこの研究所にも馴染めずに様々な研究機関を渡り歩き、その後は両親の遺産を頼りに一人で研究をしていた。

この際に研究費用が足りなくなったため、霊安所から死体を盗んで簡単な人造人間の加工を施し、コンビニで働かせて費用を得ようとしたため警察に捕まりに収監される羽目になった。頭が良いんだか悪いんだか…


服役中は虐めてきた悪人相手に虐められた仕返しとして、相手を人知れず毒殺するなど上述した通りやや難のある性格を見せる。もっとも、そういった経験からか「力尽くで人を支配する」ような考え方をする輩に敏感になっており、マゼンタとカーマインもそういう類の連中と見なし信用はしなかった。

甘いものには目が無く、劇中ではオレオクッキーを食べているシーンが多く登場している。


白衣の下にはヒーロースーツを着用しており、スーツにあわせた銃も携帯している。

身体能力は常人並みだが体格の割にそこそこ動けるデブ

自ら開発した注射薬により、銃撃に耐えられるほどの耐久力を得ている。


映画版では物語開始直前まで、上記の間抜けな理由で刑務所に服役していたが、祖父とは違い常識と良識を持っており製造したガンマ兄弟とは関係が良好。


自身が開発したサイボーグエージェントのハチ丸や、レッドリボン軍の基地の内部に眠る謎のマシンを使って、とある計画を企てているが……?。


マゼンタの大嘘に騙されていたように見えるが実際のところは彼が言ってるのが都合のいい虚言であるという事には薄々感づいていたらしいが、結局、研究資金欲しさにレッドリボン軍に協力してしまった。


ヒーローマニアなので分かりやすく非人道的な悪行には自制が効くが、悪人相手だったり、被害者の存在が実感しにくい事態になるとモラルが低下する傾向にある。

また、研究者として、研究の成果に目が眩んだり、自身の能力を盲進して予測しうる最悪の事態の軽視をする事もなく、スポンサーの意向を考慮するなど、マッドサイエンティストにありがちな暴走の危険性は低め。

しかも、言動も丸めはしないがトゲがあるほどではないので、コミュニケーション能力も低くはない。


総じると、話がわかる良心的な人間が側にいれば道を踏み外さないが、たちの悪い人間に擦り寄られるとそちらに靡いてしまう、良くも悪くも周囲の人間関係に影響を受けやすい人物と言える。マッドサイエンティストの様な悪い意味での我の強さこそ無いが、自分の研究欲を最優先してしまう子供じみた男であり、ある意味、学者・科学者によくいるタイプと言える。


物語の終盤、暴走したセルマックスを止めるために特攻したガンマ2号のヒーローとしての在り方に感化されたのか反省してガンマ1号と共に出頭しようとするが警察や刑務所では持て余すためブルマにカプセルコーポレーションに技術者としてスカウトされた。




逮捕に至るまで(『超』漫画版20~21巻)編集

死体安置所から盗んだ死体を人造人間「アルファシリーズ」に改造して、更にカプセルコーポレーションのお手伝いロボットをハッキングしてバタフライ山の隠れ家で働かせ、手作り寿司(しかも割と評判)を売り捌いて研究資金の確保を目論んでいた。


だが、自分の留守中に乗り込んできたトランクス悟天によってアルファシリーズは全滅。

さらに金庫に隠していた重要データ入りのディスクを奪われてしまい、やむなく隠れ家を移す。


死体盗掘の一件で足が付くのを恐れ、美男子型の人造人間「ベータ」をオレンジハイスクールに送り込んでスパイさせようとするも、トランクスと悟天にあっさり尻尾を掴まれ、これまた敗北。

これで警察に足がつき、クリリンと悟天・トランクスにアジトに乗り込まれ、秘密兵器の「人造恐竜」(恐竜の死体を継ぎ合わせた怪獣)を解き放ったが、返り討ちにされ逮捕される。


奪ったディスクはトランクスがいらんことしたせいでデータがブルマの家のノートパソコンごと消去されたため証拠不十分となり(既にディスクの内容は全て記憶していたためヘドにとってはディスクの消滅は痛くも痒くもなかった)、罪状は盗掘並びに死体損壊だけとなり、早々に禁固刑を終え映画冒頭に繋がることとなる。

ただし、逮捕の原因の一人がトランクスということもあって、カプセルコーポレーションへの反応が映画と異なっている。


ちなみにアルファシリーズは警察に没収されたのち、置き場所がないということで遺族のもとに送られたが、それなりに遺族からは歓迎されたらしい。この世界の住人は生き返り慣れしすぎである


ゲーム作品編集

スーパードラゴンボールヒーローズ編集

「Dr.ヘド:SH」としてウルトラゴッドミッション3弾に参戦。実は、中の人はビートを演じており、担当声優を見て初めて知った人が多い(付け加えるとヘドのヒーローマニアという設定もビートと共通したりする)。

スペシャルのバトルタイプとしてカード化され、アタッカーの仲間にくっつければ、そのラウンド中に与ダメージが+2000になり、サポーターになればパワーかガードが初期値以下になっている仲間サポーターを永続的に初期値に戻す攻守のバランスを取れた「栄養満点のお菓子」のアビリティを持っている。


余談編集

  • ドクター・ゲロの系譜を継ぐ者だからか、名前の由来は『反吐が出る』のヘドと思われる。


関連タグ編集

ドラゴンボール ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(ドラゴンボール)

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