概要
横浜高速鉄道がみなとみらい線の開業に合わせて導入した車両で、東急田園都市線用の5000系をベースにした。8両編成6本が導入されたが、1編成は後年事故廃車となっている。
基本設計は5000系と同じだが、前頭部や屋根が青く塗られており、先頭部と各連結部にはみなとみらいのMをモチーフにしたグラデーション模様が大きく描かれている。また、横浜の伝統工芸品である横浜スカーフの図柄が車体と座席にあしらわれている。
運用
当初からみなとみらい線及び直通先の東急東横線の運用は東急5000系・5050系>8両編成と共通で、東京メトロ日比谷線直通以外の全種別で運用されていた。
2013年3月16日に東横線と東京メトロ副都心線との直通運転が開始されると、全列車が10両編成に固定された東横特急・通勤特急運用からは外れる事になり、現在はダイヤ乱れ時を除き急行または各駅停車で運用される。
- みなとみらい線・東急東横線:全線。急行・各駅停車。
- 東京メトロ副都心線:全線。各駅停車のみ。
- 東武東上線:和光市〜志木。普通のみ。
- 西武有楽町線・池袋線:小竹向原〜飯能。快速急行・快速・準急・各駅停車。
- 西武狭山線:全線。臨時列車。
Y517編成
2014年にY516編成が元住吉駅で5050系5155編成と追突事故を起こし、Y516編成・5155編成は共に修理不能となったためのちに廃車除籍となった。
代替用として東急5050系5156編成が2017年に横浜高速鉄道へ移籍し、2018年に塗装変更と改番を行った(所属車両基地と運用の変更はない)。
車体長・車体幅は新造車とは若干異なる。