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東急7000系

とうきゅうななせんけい

ここでは、日本初のオールステンレス車である初代東急7000系、および2007年から運用されている2代目東急7000系について解説。
目次[非表示]

東急7000系(初代)

【HD東急07】ステンレス時代の幕開け【7000系Ⅰ】


初代東急7000系は、5200系、初代6000系に続く東急第3のステンレス車として1962年より運行を開始した。以前の2系列が車体表面のみのセミステンレス車であったのに対し、初代7000系は「耐用年数50年」を目指して台車・骨組もステンレスとした「日本初のオールステンレス車」である。同期のステンレス車には京王帝都電鉄3000系南海電気鉄道6000系がいる。

営団地下鉄日比谷線との直通運転も想定して設計され、制御機器類は編成によって東洋電機または日立製作所のものを、そして台車は当時ステンレス車の製造で提携していたアメリカ・「バッド社」(The Budd Company)設計の「パイオニアⅢ台車」を採用した。車体長18mの片側3扉車。
当時はまだ界磁チョッパ制御は存在していないが複巻電動機を使った回生制動技術は確立されており(分巻界磁は抵抗で多段制御)、これを装備した本系列は界磁チョッパほどではないにせよ省エネ・低発熱運転が可能で、地下鉄トンネルという熱のこもりやすい環境に合わせた仕様となっている。

初代7000系は1966年までに134両が製造され、東急東横線東急田園都市線(新玉川線・大井町線含む)をはじめ、営団地下鉄日比谷線への乗り入れ運用にも入った。
1980年代後半より4両編成14本に対し冷房化・台車交換・制御装置のVVVF化改造を行い「7700系」へ改番(※以降の概要は「7700系」の記事を参照)。それ以外の編成は東急こどもの国線用に残す7052・7057号車の2両を除き1991年までに除籍となった。
東急最後の非冷房車であったこの2両は横浜高速鉄道Y000系が登場する2000年まで活躍。2両は引退後、製造元の東急車輛製造へ入換車として使用ののち7057号車は解体、7052号車のみが社名変更後の総合車両製作所にて静態保存されている。

中小私鉄への移籍

※「先頭車化改造」表記のものは改造前の種車が「中間車」であった車両を指す。

秩父鉄道2000系

1991年に4両編成4本が移籍。非冷房かつ4両編成・輸送力過剰で非効率であったことから2000年までに都営三田線6000形改造の5000系と交代し早々とお役御免となった。

弘南鉄道7000系

1988年・1989年に移籍。
弘南線には東洋電機製の制御機器を搭載したグループ(2両編成8本)が、大鰐線には日立製作所製の制御機器を搭載したグループ(2両編成4本)が配置された。前者は先頭車化改造をしたものも存在。後者は番号が東急時代のままで運用されている。

福島交通7000系

1991年の電圧1500V化にあわせて16両が移籍。東急時代に無かった3両編成が2本存在するほか、2両編成5本も含めてすべて先頭車化改造を受けて福島入りをしている。2001年で2両が事故廃車されたほか、2017年からは順次東急1000系改造の1000系への置き換えが進められている。

水間鉄道7000系⇒1000形

1990年の電圧1500V化にあわせて2両編成5本が移籍。うち2本は先頭車化改造車である。会社更生法申請・グルメ杵屋傘下へ移行後の2006年から2007年にかけて4本に対しリニューアル工事を実施し「7000系」から「1000形」へ改番を行った。残る1本は予備車として在籍。

北陸鉄道7000系

1990年の北鉄入線に際し電圧600V化改造と台車交換が行われた。石川線向け。
台車交換の際に電動機・制御器等電装品もゴッソリ交換しており、流用したのは車体だけともいえる。台車を交換した理由は、特に湿り気と比重の大きい北陸地方の雪にパイオニア台車が合わないと判断されたため。

  • 7000形:2両編成1本。非冷房のまま入線。
  • 7100形:2両編成2本。入線に際し冷房改造を行った。
  • 7200形:2両編成2本。入線に際し先頭車化改造と冷房改造を行った。すごく平面顔で、72です・・・

東急7000系(2代目)

【HD東急19】池上・多摩川の緑の電車【7000系Ⅱ】


2代目東急7000系は、東急多摩川線東急池上線向けの3両編成として2007年より運行を開始した。初代7000系改造の7700系をはじめとした従来車の置き換え用として2011年までに3両編成7本が製造された。
増備は一旦中断され、東急東横線で活躍した1000系の転用改造を済ませてから、2017年より2代目7000系の増備を再開。残っていた7700系全編成を置きかえた。合計3両編成15本が在籍。

設計は2代目5000系列を基本とする。ステンレス車体で構造も同じであるが、運用線区に合わせた18m級の車体で片側3扉となっている。当系列では車端部の一部にクロスシートが設置されている。
主電動機・台車も共通であるが、制御装置については両数が3両と少なく、床下スペースに制約があることを考慮し、補助電源装置を一体化した新しいVVVF装置を採用している。補助電源部が故障した際は、主回路用インバータの1台を補助電源用として使用できるバックアップ機能を備える。

2017年に落成した7108編成以降は、基本的に従来車と同一仕様だが、歯車比はそのまま歯数比が変更されており(14:87→19:118、歯車比は共に6.21)、従来車と走行音が異なっている。

編成表

←多摩川・五反田/蒲田→

形式710072007300製造年度置き替えられた車両
MT構成McMTc
号車123
搭載機器CPCONT,SIVCP
第1編成7101720173012007年(平成19年)度1015F
第2編成7102720273022007年(平成19年)度1018F
第3編成7103720373032008年(平成20年)度1014F
第4編成7104720473042008年(平成20年)度1016F
第5編成7105720573052009年(平成21年)度7603F
第6編成7106720673062010年(平成22年)度7913F
第7編成7107720773072011年(平成23年)度7915F
第8編成7108720873082017年(平成29年)度
第9編成7109720973092017年(平成29年)度
第10編成7110721073102018年(平成30年)度7901F
第11編成7111721173112018年(平成30年)度7903F
第12編成7112721273122018年(平成30年)度7905F
第13編成7113721373132018年(平成30年)度7909F
第14編成7114721473142018年(平成30年)度7912F
第15編成7115721573152018年(平成30年)度7914F

関連項目

東急電鉄 東京急行電鉄 東急
5200系 6000系東急6000系 7000系 7700系 1000系東急1000系

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