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概要編集

大阪府貝塚市に本社がある鉄道・バス会社。

1924年設立当時は紡績・繊維産業で栄えていた貝塚の地元有志による寄付金で設立された純民間資本の鉄道会社である。水間観音への参拝輸送目的として設立され、1925年に一部開業、1926年に全線開業した。


貝塚駅で接続する南海電気鉄道が筆頭株主となったが、同社のグループではなかった。2005年にバブル崩壊による不動産部門の不採算が後を引く形で経営破綻し、府内でうどんチェーン店などを展開するグルメ杵屋が親会社となり現在に至る。


車両編集

現在の車両1000形東急7000系電車で、導入当初は7000形として運用されていたが、2006年から更新工事が実施され現在の形式となった。

現在もレールオイラーを備えた7003Fが未更新のまま残存しているが、運用にはつかず機械扱いとなっている。2018年の『水間鉄道フェスタ「笑電祭」』イベント時には7103号側が南海色となり、「3扉車」のステッカー(南海2000系の「2扉車」のパロディ)を付けられ幕も南海のものが用意されるなど、公式なウソ電を作ってしまった。


かつては貝塚駅で接続する元南海の車両などを使用していた。

水間観音駅ではかつての使用車両501形(元南海1201形)が保存されている。長らく水間鉄道の最終仕様塗装で保存されていたが、後に旧塗装に塗り替えられた。ちなみに、南海に在籍し続けたグループ(貴志川線を走行していたもの)より水間のものの方が先に引退している

水間鉄道500形電車


水間線編集

当初は貝塚駅の水間寄りにあった海塚駅(貝塚南駅)が旅客の始発駅だったが後に貨物線が先に開業していた貝塚駅が始発駅に変更された。そのため、現在も水間線の0キロポストは海塚駅跡地となっている。



貝塚駅にて南海本線と接続。JR阪和線と交差する箇所があるが接続駅はない。

清児駅では犬鳴・粉河方面が分岐する予定であったが未成に終わっている。


また、1万円で10日間オリジナルヘッドマークをつけた車両を運行することができる。過去にはいまいち萌えない娘(神戸新聞社)のヘッドマーク車が運行した。


コラボ企画編集

2021年に自社制作ドラマの作成を目指してクラウドファンディングを開始。当初はなかなか資金集めに苦労したものの、このクラファンを取り上げた鉄道系YouTuberの西園寺およびにっこーけんの両者に全力で乗っかり、ドラマ出演コラボを願い出るなどし、目標金額に到達した。

西園寺氏とは全線1日無料運行企画「西園寺鉄道」を開催するなどしている。


自社制作ドラマ(主演:松平健)では西園寺氏は全話にカメオ出演している。にっこーけん氏は非顔出しでボイスロイドに鉄道旅・自動車旅の様子を喋らせるスタイルであったため、代わりに予告を使用キャラである琴葉葵に担当させ、そのナレーションの作成を担当することとなった(なお氏のスタイルにより、かなりの毒舌仕様である)。

またこのコラボに当たり、琴葉葵の元々の提供先である株式会社エーアイとも企画の共有を行い、琴葉姉妹とのコラボ企画も実現した。

水間鉄道コラボ


水鉄バス編集

バスは貝塚市内で運行しており、貝塚市のコミュニティバスも運行している。かつてのバスネットワークは現在と若干異なっており、コミュニティバスで運営している路線が自社運行だった時代もある。

また、かつて免許を取得していた犬鳴山を経由して和歌山県粉河駅に至るルートのバス(紀泉シャトルライン)を運行していた。このバスは水間鉄道延長線の先行的要素もあったものの、始発はJRの熊取駅からとなり、南海電鉄バス(当時、後に南海バスグループの南海ウイングバス南部)・和歌山バス(後に和歌山バス那賀)との共同運行であった(他2社は南海グループ)。


経営再建後はバス路線の大幅整理が行われ、上記紀泉シャトルライン「熊取・粉河線」も(当時他のバス路線と路線の繋がらない孤立路線と化していた)撤退。現在は和歌山バス那賀のみで単独運行されている(同社では「粉河・熊取線」と和歌山側を起点として呼称される)。

路線整理後は二色の浜産業団地方面の路線のみ「コスモスライナー」の呼称で、その他の路線は貝塚市コミュニティバス「は~もに~ばす」として運行している。


前述の通り、水間~熊取の便などが既に廃止されていることから、水鉄バスの路線と周辺市の路線(南海ウイングバス南部が運営)は繋がっておらず孤立している。コミュニティバスなどを含めてもぶつ切りになっているので、乗り継いで大阪と和歌山を路線バスのみで移動する場合の鬼門となっている。


バスカラーは一台一台は単色塗りだが、一台ごとにピンク・黄色・ライトグリーンなど多様な色が採用されカラフルになっている。

かつては白地に赤と紺色の太い帯が配色されたカラーリングで、貸切車は白地に下部の青帯、車体中央には同様の青色で稲妻模様が描かれ、その後部に水玉模様があしらわれたものだった。一台だけ導入されたワンステップバスもこの貸切カラーリングであり、このワンステップ車はメーカーのサンプル品だったという噂がある。

経営破綻からの再建時に貸切車も含め全ての車両が置き換わったため、このワンステ車を含み全てが他社に売却された。なお、以前は南海バスなどの中古車も多数在籍していたが、車両一新後は大阪府下のNox規制の厳しさなどから全車が新車となっている。



関連タグ編集

南海電気鉄道 東急電鉄

大阪府水間みつま

HP編集

水間鉄道株式会社

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