概要
JR東日本の観光特急「サフィール踊り子」専用車両として、2020年3月14日に営業運転を開始した。走行区間は東海道本線・伊東線・伊豆急行線。
長らく東京と伊豆を結ぶ列車として活躍してきた251系「スーパービュー踊り子」の後継車両として、「伊豆の本当の魅力を体験していただく」事をコンセプトに開発された。2021年の鉄道友の会ローレル賞受賞車。
8両編成2本が在籍。編成内に普通車が1両もなく、またかつての151系「パーラーカー」を彷彿とさせる1列+1列配置の「プレミアムグリーン」を1両組み込んでいるのが特徴。食堂車(カフェテリア)にあたる4号車ではヌードル(ラーメン)、パスタ、カレーライスなどをメニューとした食事が提供される。
過去にも国鉄の急行ビュッフェ車でうどんやそばを売りにしたことはあったが、定期列車でラーメンをメインに売り出した食堂車は初である。
天窓を設けており、大型窓を設置、先頭車前方の客室と運転室はガラス仕切りにするなど展望を重視している。車体はアルミニウム合金製で海沿いを走り塩害などで錆びがちな伊東線・伊豆急行線対策ともなっている。
車内設備
- 1号車(クロE260):プレミアムグリーン(1+1列配置)
- 2号車(モロE260-100):グリーン個室
- 3号車(モロE261-100):グリーン個室
- 4号車(サシE261):食堂車(カフェテリア)
- 5号車(モロE261-0):グリーン車(2+1列配置)
- 6号車(モロE260-0):グリーン車(2+1列配置)
- 7号車(モロE261-100):グリーン車(2+1列配置)
- 8号車(クロE261):グリーン車(2+1列配置)