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臨時列車

りんじれっしゃ

なんらかの需要に応じて特定の日または定められた期間に運転される列車
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説明編集

定期列車の対となる、特定の日や定められた期間に運転される列車である。時期によって変動する需要に対応し、定期列車では捌き切れない乗客・貨物の輸送を担うため臨時に運行される列車(増発列車)や、移動することより乗車そのものが目的となるような観光列車と、宗教団体やパッケージツアー、修学旅行など、大口の団体によって貸し切られて臨時に運行される団体専用列車とに大きく分けられる。通常臨時列車といえば前者のことを表すことが多い。


運行形態編集

臨時列車の運行形態は予定臨時列車、季節列車、救済臨の3形態に分かれる。


予定臨時列車編集

ダイヤを作成する段階であらかじめ運転時刻を決めておいて運転日になったらその時刻通りに定期列車と同様に運行する臨時列車で、列車番号は8000番台である。

需要の変動が予測可能な区間で設定され、予め優等列車の待避駅や単線区間での列車交換などを考慮できるために臨時列車にありがちな所要時間が定期列車に比べて長いという問題点が発生しにくいが、線路容量の小さい路線では予定臨時列車の設定により定期列車の待避やすれ違い待ちが増えたり、定期列車の時刻を若干前後させたりしなければならないなどの問題点がある。


ちなみに国鉄時代末期、分割民営化を控えた1985〜86年度には、主に普通列車において「α列車」と呼ばれる、定期列車に準じた臨時列車が存在し、時刻表に「利用状況によっては翌春以降の運転を取りやめることがある」と記されていた。そのほとんどは分割民営化後に定期列車に昇格している。

これらのα列車には主に、7000番台の列車番号がつけられていた。


季節列車編集

ある季節にまとまって運転される臨時列車のことで、列車番号は6000番台である。最近では快速ムーンライトながらがこの季節列車に当てはまる。


救済臨編集

定期列車に突発的に多客が集中した際や災害や事故などが発生した際に緊急に増発される臨時列車である。近年で該当するのは山陽新幹線から0系が引退する時に0系の最終運用列車となったこだま659号の救済臨として500系16両編成を使用したこだま697号が運行されたものが該当する。

かつての大垣夜行でも救済臨が設定されていた。

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