概要
熊本県八代市萩原町一丁目にあるJR九州及び肥薩おれんじ鉄道の駅。
熊本県南部の主要都市、八代市の中心駅。
九州新幹線(鹿児島中央駅~新八代駅間)の開業によって当駅~川内駅の鹿児島本線が肥薩おれんじ鉄道に経営分離された影響で、肥薩線~鹿児島本線(熊本方面)が事実上の本線状態になっている。当駅から鹿児島中央駅方面へはJR肥薩線経由、あるいは肥薩おれんじ鉄道・JR鹿児島本線経由の2ルートが選択できる。この2線はいずれも単線となるため、当駅では全列車が停車する(ただし36ぷらす3は運転停車のため、時刻表上は通過扱)。
駅構造
地上駅。駅舎は1911年製の木造平屋建てが長らく使用されていたが、2016年4月の熊本地震によって損傷してしまい、老朽化も激しかった事から鉄骨平屋建てへと建て替えられた(ただし、鉄骨代わりに古レールを用いた跨線橋は建て替えを免れている)。
ホームは単式1面1線と島式1面2線に切り欠きホーム1線。1番乗り場と2番乗り場の間には中線があり、熊本・福岡方面へと上る貨物列車用に使用される他、かつてはやつしろ全国花火競技大会時に肥薩線用車両の留置にも使用された。
肥薩おれんじ鉄道線とJR線のホームは仕切られており、1番乗り場は2つに分割されている。
3番乗り場の隣にはコンテナホーム1面2線(うち1線は着発線荷役方式)の八代貨物駅が存在しており、荷物の大半は隣接する日本製紙八代工場に関わるものとなる。こちらは停車する列車の大半が運転停車によるもので、当駅着発の貨物列車は所定EF81牽引の1往復のみ(かつてはED76牽引で2往復の時代もあり、タンク車を連結していた時代もあった)。