春の小川

はるのおがわ

春の小川とは、日本の唱歌である。

解説

• 作詞：高野辰之
• 作曲：岡野貞一

1912年に発表された文部省唱歌である。

年代によって歌詞の一部や歌い方が変わっており、初稿は1912年に『尋常小學唱歌 第四學年用』に掲載されたバージョンで、1942年に文語体の歌詞は難しいとして改変され、3番が消去された。

その後1947年に再び歌詞が改められた。

歌の中に登場する小川とは、現在の東京都渋谷区にあった河骨川と呼ばれる川であり、春になると一面に河骨の花が咲いていたことから名づけられた。

しかし東京オリンピック開催に伴って再開発のため下水道になることが決まり、暗渠として埋め立てられてしまった。

現在は渋谷区に歌碑とかつての川の名残であった下水が隠されたマンホールが残されているだけとなっている。