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阪神本線

はんしんほんせん

阪神電気鉄道が運営する、大阪梅田駅~元町駅間の路線。
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路線データ

路線延長32.1km
軌間1435mm
駅数33駅(起終点含む)
複線区間全線
電化区間全線直流電化(1500V)
最高速度106km/h
閉塞方式自動閉塞式
保安装置阪神型ATS
運転指令所尼崎運転指令室(阪神指令)
最大編成両数8両


概要

大阪神戸間を結ぶ路線としては曲線が多く、遅いため利用者はさほど多くないが、尼崎以西は阪神なんば線開業後大阪難波駅方面に流す為の路線になっている部分がある。
よく、下町の印象や一部の特異な阪神タイガースファンで偏見を持たれがちだが、南海本線近鉄京阪本線等に比べて私鉄の中では良い部類に入る。

全区間で並走する阪急電鉄神戸本線とはかつてはライバルであったが2006年に経営統合したためライバルではなくなり、間にJR神戸線を挟むため、JR対抗としても阪急阪神両線の連携が強化されている(経営統合以前から神戸高速鉄道との関係や阪神淡路大震災によって阪急・阪神共に乗客がJRに流れたことなどもあり、定期券の一部相互利用が実施されていた)。また、2014年には能勢電鉄が購入した阪急車の改造の関係で元阪急車が阪神尼崎駅まで自力走行した。
一部電車は、近鉄阪神なんば線を介して神戸三宮駅近鉄奈良駅間で、山陽電車阪神神戸高速線を介して山陽姫路駅大阪梅田駅間で相互直通運転が行われている。また、近鉄奈良へは阪神車のみ新開地駅から運行され、近鉄特急は神戸三宮まで団体臨時列車という形で乗り入れている。

京急との比較

阪神電気鉄道京浜急行電鉄と比較される傾向がある。加速度の高い電車や海の近さ等が主な要因になっている。

列車種別

本線系統の優等列車は全列車6両編成で運転される。

直通特急

阪神大阪梅田から神戸三宮を経由し、山陽電気鉄道本線へ乗り入れ姫路方面へ運行する、阪神の看板列車。日中では1時間当たり4本運行。直通特急の運用には山陽5000系5030系も使われる。

  • (A直通特急)停車駅:阪神大阪梅田・尼崎・(甲子園)・西宮・芦屋・魚崎・御影・阪神神戸三宮・元町・高速神戸・新開地・高速長田・板宿・月見山・山陽須磨・(滝の茶屋)・山陽垂水・舞子公園・山陽明石・東二見・高砂・(荒井)・大塩・(白浜の宮)・飾磨・山陽姫路
  • (B直通特急):こちらは阪神神戸三宮〜板宿間各駅に停車する。種別幕は黄色。

※()内の駅について、甲子園には平日午前ラッシュ時の上りを除いて停車、滝の茶屋には梅田行きは始発から9時30分頃まで、山陽姫路行きは16時20分頃から最終まで停車。荒井と白浜の宮には、平日7時頃から9時頃までと17時20分頃から21時頃まで、土休日7時30分頃から9時頃までと17時20分頃から21時頃まで停車。

特急(阪神特急)

直通特急と同じく梅田と神戸方面を結ぶ速達列車。日中では1時間当たり2本運行。
大阪梅田〜神戸三宮間は直通特急と停車駅が同じで、神戸三宮〜須磨浦公園間は各駅に停車。ほとんどは山陽電気鉄道本線須磨浦公園止まりとして運行される。

区間特急

平日朝ラッシュ時の御影発梅田行きのみ運行。この時間帯に大阪梅田行き直通特急が止まらない青木から香櫨園までの各駅、今津、甲子園、野田にも停車するが、西宮を通過する。⇒区間特急の記事を参照

快速急行

もともとは、平日夕方の急行数本を急行の入れ替わりで運転していた列車。阪神なんば線開通・近鉄との直通運転開始に伴い、終日運転されるようになった。
基本的には神戸三宮~大阪難波~近鉄奈良間の運転となっており、ほとんどが尼崎で梅田発着の急行や区間急行と接続する。早朝と深夜は本線に乗り入れず、尼崎で特急もしくは直通特急と接続する。梅田には乗り入れない。
阪神からは1000系と9000系が起用され、近鉄からは阪神のATSを搭載したVVVF制御車からランダムで起用される。
時間帯、平休日によって停車駅が異なる。平日朝夜は尼崎~神戸三宮間は特急よりも停車駅が1駅少ない。平日の昼間と土休日は武庫川・今津に停車し、尼崎~西宮間で本数の少ない急行のカバーを行なっている。ボートレースが開催される場合、夕方に近鉄奈良行きの一部が尼崎センタープール前に臨時停車する。

阪神なんば線では快速急行の停車駅で21mの近鉄車両10両対応工事が完了しているが、本線では近鉄車両6両もしくは8両対応工事しかしていない。そのため、尼崎で大阪難波寄りの2両もしくは4両(2両+2両)を分割・併合する。また、ホームの問題から特急停車駅である御影を通過する。なお本線では福島、尼崎(阪神なんば線ホーム)、甲子園、今津、西宮、神戸三宮に6両を超える長さのホームがあるほか、武庫川と魚崎はホームを近鉄車両8両対応の長さに伸ばす工事が行われている。これらの完成により芦屋を除くすべての快速急行の停車駅が近鉄車両8両対応となった。

  • 停車駅:大阪難波〜西九条の各駅、尼崎、(武庫川)、甲子園、(今津)、西宮、(芦屋)、魚崎、神戸三宮、《元町、西元町、高速神戸》

※()内の駅について、武庫川・今津は平日の昼間と土休日に停車、芦屋は平日に停車
※《》内は土休日上り新開地始発のみ停車

2012年3月20日のダイヤ改正から土休日の始発3本の運行区間が延長され、神戸高速線新開地始発となった。これら3本は阪神の車両で運転されている。2016年3月16日のダイヤ改正から、それまで神戸三宮駅到着後回送列車として運転されていた列車が営業列車となった大和西大寺行きが平日の朝に1本、神戸三宮発大阪難波行き(大阪難波から東生駒行き近鉄奈良線普通電車として運転)と、神戸三宮発近鉄奈良行きも平日の朝に1本ずつ、神戸三宮発尼崎行き(阪神なんば線尼崎から近鉄奈良線大和西大寺行き普通電車として運転)が平日・土休日の夜に各1本増発した。また平日には朝に尼崎発神戸三宮行き(近鉄奈良線東花園から阪神なんば線尼崎行き普通電車で運転)が1本増発、甲子園発だった神戸三宮行き1本が尼崎まで運転区間を延長(近鉄奈良線石切から阪神なんば線尼崎行き普通電車として運転)、夜にはこれまで尼崎止まりだった近鉄奈良発1本が神戸三宮行きに延長した。

2019年3月20日から、基本的に7時から20時までの間、車掌が携帯するタブレットによる自動放送が行われるようになった。日本語と英語で案内されるほか、一部は中国語・韓国語でも行われている。

急行

かつては阪神の中で特急に次いでポピュラーだった列車。阪神なんば線開通・近鉄との相互直通運転開始に伴い、神戸三宮へのアクセスは快速急行にシフトし、現在の運転区間は大阪梅田〜尼崎・西宮間が主流。

  • 停車駅:大阪梅田、野田、尼崎、武庫川、甲子園、今津、西宮、《芦屋、魚崎、御影》
※《》内は平日下りの御影行きのみ

ボートレースが開催される場合、夕方に梅田行きの一部が尼崎センタープール前に臨時停車する。
平日深夜の梅田24時20分発のみ御影行きで、西宮からは特急の停車駅と同じ。

区間急行

平日朝ラッシュ時にのみ大阪梅田〜青木間(甲子園〜青木間は上りのみ)を走る列車。急行に代わって運行される。

  • 停車駅:大阪梅田、福島、野田、千船、尼崎、武庫川、鳴尾・武庫川女子大前、甲子園、《西宮、芦屋、青木》
※《》内は平日上りの大阪梅田行きのみ

普通(車掌は各駅停車と案内)

本線系統では、阪神の(ある意味で)第2の看板格の列車。
梅田〜高速神戸間が中心で、すべての駅に停車する。全列車4両編成、一部時間帯を除き10分間隔。
車両は、特に緊急事態でない限りは、加速度・減速度の高い「ジェットカー」が専用車両として使われる。普通列車で使用車種が限られるのは多分どこを探しても阪神しかない。
過去にこのジェットカーと競走対決をした某アイドルグループがいる。(⇒ジェットカーの記事を参照)

臨時列車

臨時特急

阪神甲子園球場でプロ野球阪神タイガース戦、春・夏の高校野球大会などが行われる場合、大阪梅田~甲子園間で臨時特急の運転が行われる。イベントの前に大阪梅田発甲子園行き、イベント終了後に甲子園発大阪梅田行きが運転される。甲子園発は甲子園駅の駅長がイベントの動向と観客の数を見て本数と時刻を決め、運転指令に指示を出す。
阪神なんば線開通前は区間特急と同じく往復ともノンストップだった。
阪神なんば線開通後は、甲子園発が尼崎に停車し、阪神なんば線と接続しているが、大阪梅田発甲子園行きはノンストップのままである。阪神甲子園球場の観客の数に応じて甲子園発は最大4本運転されるが、阪神なんば線への直通運転はない。阪神電車は数万人の観客を効率的に捌かなければならないことを理由としている。

臨時快速急行

毎年8月上旬のみなとこうべ海上花火大会開催日と、毎年12月に行われる神戸ルミナリエ開催期間中の土曜と日曜に、阪神なんば線の電車(普通電車を含む)の運転区間を延長する形で、臨時快速急行が神戸三宮から尼崎まで運転される。土休日の快速急行と同じ停車駅で運転される。
阪神なんば線が開通して近鉄奈良線との相互直通運転が始まった2009年から神戸ルミナリエ開催に合わせて運転された。2015年からは8月上旬のみなとこうべ海上花火大会開催日にも運転されるようになった。
2011年4月18日、天理教教祖誕生祭に合わせて三宮8時53分発天理行きが平日ダイヤ初の臨時快速急行として運転された。この電車は三宮に8時50分ごろに到着した快速急行の折り返しで回送電車となるが、その日は客扱いした。大阪難波までは快速急行の停車駅、大阪難波からは急行の停車駅で運転され、阪神線内では行き先表示装置に「快速急行」のみ表示し、「大阪難波経由天理行」のヘッドマークを取り付けた。その後も3月から12月までの毎月26日が平日ダイヤの場合、天理教月次祭に合わせて神戸三宮8時53分発天理行き臨時快速急行が運転された。2016年3月19日の阪神・山陽ダイヤ改正・近鉄ダイヤ変更で、平日の神戸三宮8時53分発は大和西大寺行き快速急行として定期列車となり、天理教月次祭が行われる26日である場合に大和西大寺から天理行き臨時急行として運転される(西ノ京・近鉄郡山・平端から天理までの各駅に停車)。

臨時急行

阪神甲子園球場でのイベント開催日、みなとこうべ海上花火大会、神戸ルミナリエ、十日えびすといった沿線の大きなイベントが開催される土休日に運転される。停車駅は大阪梅田~御影間が定期列車の御影行きと同じで、御影~神戸三宮間はノンストップ。
西宮・甲子園発着の急行を神戸三宮・西宮まで延長し、延長区間を臨時急行としているが、阪神甲子園球場でのイベント終了後は甲子園発神戸三宮行きが運転されることがある。
梅田発西宮行きは「急行 西宮」と行き先表示を行い、神戸三宮発・西宮発は、始発駅では「臨急 梅田」と表示し、定期急行の始発駅となる西宮もしくは甲子園で「急行 梅田」に表示を変更する。

駅と停車駅一覧

阪神本線(梅田〜元町間)、阪神神戸高速線(元町〜西代間)(神戸高速鉄道東西線)
●:停車 ▲:一部列車が停車 ㇾ:通過 ↑および↓:片方向のみの設定&通過
普通は各駅に停まるため省略

駅番号駅名区急急行快急区特特急直特接続路線備考
HS01大阪梅田
  1. 阪急京都線/宝塚線/神戸線(大阪梅田駅)
  2. OsakaMetro御堂筋線(梅田駅)/谷町線(東梅田駅)/四つ橋線(西梅田駅)
  3. JR京都線/神戸線/宝塚線/大阪環状線(大阪駅)/東西線(北新地駅)
HS02福島
  1. JR大阪環状線/JR東西線(新福島駅)
HS03野田
  1. OsakaMetro千日前線(野田阪神駅)
  2. JR東西線(海老江駅)
※2
HS04淀川
HS05姫島
HS06千船
HS07杭瀬
HS08大物阪神なんば線快速急行は大阪難波方面直通
HS09尼崎阪神なんば線なんば線は3・4番乗り場から発着 ※2
HS10出屋敷
HS11尼崎センタープール前快速急行・急行は尼崎競艇開催時に、夕方の上りが臨時停車
HS12武庫川武庫川線快速急行は平日昼間・土休日停車
HS13鳴尾・武庫川女子大前
HS14甲子園直通特急は平日朝ラッシュ上りのみ通過
HS15久寿川
HS16今津阪急今津線快速急行は平日昼間・土休日停車
HS17西宮※2
HS18香櫨園
HS19打出TOKIO対戦駅(1998年2回目・2015年)
HS20芦屋快速急行は平日停車 ※2
HS21深江TOKIO対戦駅(1998年1回目)
HS22青木
HS23魚崎神戸新交通六甲アイランド線(六甲ライナー)
HS24住吉※2
HS25御影※1
HS26石屋川
HS27新在家
HS28大石
HS29西灘
HS30岩屋
HS31春日野道※1
HS32神戸三宮
  1. 阪急神戸線・神戸高速線
  2. 神戸新交通ポートアイランド線(ポートライナー)(三宮駅)
  3. 神戸市営地下鉄西神・山手線/海岸線(三宮・花時計前駅)
  4. JR神戸線(三ノ宮駅)
HS33元町JR神戸線ここから西代駅までは阪神神戸高速線
HS34西元町※3
HS35高速神戸
  1. 阪急神戸高速線
  2. JR神戸線(神戸駅)
  3. 神戸市営地下鉄海岸線(ハーバーランド駅)
HS36新開地
  1. 阪急神戸高速線
  2. 神戸電鉄神戸高速線
HS37大開
HS38高速長田神戸市営地下鉄西神・山手線(長田駅)
HS39西代山陽電鉄本線山陽電車のナンバリングはSY01
⇓山陽電気鉄道本線山陽姫路駅まで相互直通運転

※1 阪急にも同名の駅があるが、阪神とは離れており、乗り換え駅とは機能していない。
※2 JRにも同名の駅があるが、阪神とは離れており、乗り換え駅とは機能していない。
※3 阪急神戸高速線花隈駅とは至近の距離にあるが、公式には乗り換え駅とはされていない。

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神戸高速鉄道 阪急神戸線
阪神なんば線 近鉄奈良線

JR神戸線 山陽本線

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